アブロ 698バルカン

Model.698 VULCAN ,Avro

Vulcan
英国空軍所属のアブロ698バルカンB.Mk2

 第二次大戦が終了してすぐに英国空軍が出した爆撃機仕様書B14/46により開発された爆撃機である。 大型の三角翼を持つことで強靱な構造と大きな燃料容量を誇るこの機体は英国空軍の主力爆撃機として長年 務め、1960年代にスカイボルト空中発射ミサイルを搭載できる型が生産されるようになると核抑止力の 中心にもなった。
 しかし後になって英国が主要核抑止力兵器として潜水艦発射ミサイルを採用したため、当機は電子機器を 搭載した電子戦機や低空侵入攻撃機として改装・使用されることになった。また一部の機体は戦略偵察任務 用に改造されている。
 当機は1981年まで英国空軍で現役で、フォークランド戦争では(空中給油を駆使して)長駆を飛行し フォークランドのアルゼンチン軍基地などへの爆撃を行ったが、現在は全機退役済みである。

機体詳細データ(バルカンB.Mk2)
寸法(L×W×H/翼面積)30.45×33.83×8.28m / 368.26m2
機体重量(全備)113,398kg(離陸時最大)
飛行速度(最大/巡航)1,038km/h / 1,006km/h(共に高空)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)19,810m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離7,403km(通常爆弾過重時)
エンジンロールスロイス社製 オリンパス301ターボジェット×4基
推力9,072kg×4
武装胴体内に454kg爆弾を21発搭載(低空侵入爆撃任務時)
乗員数/機体初飛行5名 / 1952年8月30日(原型VX770)
備考(各タイプ詳細) VX770/771:原型機の航空機登録番号(2機製作)
VULCAN B.Mk1:初期の生産型
VULCAN B.Mk1A:Mk1に電子妨害装置を搭載したもの
VULCAN B.Mk2:スカイボルトミサイル搭載型
VULCAN SR.Mk2:戦略偵察用に改造されたタイプ
XA902:ロールスロイス・スペイエンジン開発に使用された機体。Mk1改修
XA984:コンコルド用のオリンパスエンジン開発に使用された機体。Mk1改修
LAST UPDATE 2000,11,22(FirstUp 2000,01,12)