シュド・エスト SO4050ボートゥール

S.O.4050 VAUTOUR , Sud-Ouest(ex SNCASO)

Vautour
フランス空軍全天候戦闘機飛行隊1/30”ロアール”所属のボートゥールIIN

 フランスのSNCASO(シュド・エスト国有航空機製造)社が第二次大戦終結後に製作した双発ジェ ット機。フランス空軍参謀本部は「1つの基本設計で軽爆撃機、迎撃戦闘機、地上攻撃機、偵察機の4役 を満たす」よう要求したが、偵察型の開発計画は偵察装備を搭載したポッドを機体に装備することでどの ボートゥールでも兼ねることが出来たため最終的に破棄されている。
 生産型のボートゥールは全てボートゥールIIと名付けられフランス空軍に就役、アンゴラなどの戦場で 活躍した。またイスラエルも1950年代末期にN型(夜間戦闘機型)を導入し中東戦争などで使用した。
 幾多の戦場で活躍した当機であったが ミラージュIIIミラージュIVが就役する ようになると、これらの機体と交替していった。
 余談ではあるがSNCASO社とは1951年にウェスト・アビアシオン社と社名変更し、翌年にシュ ド・エスト社と合併しシュド・アビアシオン社となり、1970年にアエロスパシアル社となる第二次大 戦前からの歴史ある航空機メーカーである。

機体詳細データ(ボートゥールIIN)
寸法(L×W×H/翼面積)15.57×15.09×4.50m / 不明
機体重量(自重/全備)10,000kg / 20,000kg
飛行速度(最大)1,105km/h
上昇率(海面上)3,600m/min
上昇限度(実用)15,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離不明
エンジンSNECMA社製 アター101E−3ターボジェット×2基
推力 3,500kg×2
武装30ミリDEFA機関砲×4、導体爆弾倉内にロケット弾×240または爆弾×10、翼下にロケット弾ポッド×2またはロケット弾×24または454kg爆弾×2または増加燃料タンク×2
乗員数/機体初飛行1名(単座)、2名(複座) / 1952年10月16日(原型1号機)
備考(各タイプ詳細) VAUTOUR V1:原型機。テスト後はC型準拠に改装
VAUTOUR A:単座型の計画名。戦術戦闘機兼地上攻撃機
VAUTOUR B:複座爆撃機型の計画名。機首はガラス張りの爆撃手席となる
VAUTOUR C:複座全天候および夜間戦闘機型の計画名
VAUTOUR II A:単座生産型。迎撃戦闘機兼地上攻撃機
VAUTOUR II B:複座生産型。軽爆撃機として使用
VAUTOUR II N:複座生産型。全天候夜間戦闘機。機首にレーダーを装備
LAST UPDATE 2000,12,29