パナビア トーネードIDS

TORNADO IDS ,Panavia

Tornado_IDS
英国空軍第15飛行中隊所属のトーネードIDS(GR.Mk1)

 1960年代末に英・西独・伊の3国間で結ばれた多目的戦闘機開発計画で生み出された機体。機体製作には 英国BAe社、旧西ドイツMBB社、イタリア・アエリタリア社の3社が参加し、プロジェクト管理のためパナ ビア有限会社がミュンヘンに設立された。
 多目的に使用できる機体と言うことで、当機に求められた主要作戦目的も近接航空支援・阻止対空攻撃・対艦 攻撃・偵察・制空・迎撃防空と多岐にわたっている(英国空軍はこれに核攻撃任務も付与したが、迎撃防空に関 しては当機の変形型 トーネードADVを採用し た)。
 英国空軍に就役した当機は アブロ・バルカン爆撃機部隊や BAeバッカニーア攻撃機に 代わって配備され、旧西ドイツでは空軍および海軍の F−104と交替した。またイタ リアでも攻撃部隊への配備が進められ3国とも1980年代半ばに配備が終了した。
 協定3国の他にオマーンとサウジアラビアへの海外セールスも行われている。

機体詳細データ(トーネードIDS)
寸法(L×W×H/翼面積)16.72×13.91×5.95m / 30.0m2
(全幅及び翼面積は主翼最大展開(後退角25度)時)
機体重量(自重/全備)12,700kg / 25,000kg
飛行速度(最大)M2.1(高度11,000m)、M1.1(高度150m)
上昇率(海面上)約9,000m/min
上昇限度(実用)15,240m
離着陸距離(離陸/着陸)700m / 850m
航続距離3,890km(増槽使用、フェリー時)
エンジンターボユニオン社製 RB199−34R−4Mk101ターボファン×2基
推力6,800kg×2(A/B)
武装マウザー27mm機関砲×2(弾数各125)、胴体下及び翼下のハードポイントに最大9,000kgの武装搭載。主に対レーダーミサイル、対艦ミサイル、収束爆弾等
乗員数/機体初飛行2名 / 1974年8月14日
備考(各タイプ詳細) TORNADO IDS:原型および生産型名称
TORNADO GR.Mk1:IDSの英国での呼称
TORNADO ECR:ドイツとイタリアおよびサウジが採用した電子戦型
LAST UPDATE 2000,12,17(First Up 2000,11,09)