スホーイ Su−25”フロッグフット”

Su-25 "FROGFOOT" ,Sukhoi

Su-25
旧チェコ・スロバキア空軍所属のSu−25

 米空軍のフェアチャイルドA−10と 同様に近接支援・対地攻撃に重点を置いた亜音速攻撃機。A−10と同時に米空軍制式の座を争ったノースロップ 社のYA−9Aに似たシルエットを持つ当機は、A−10よりも一回り小さい機体ながら強力なエンジンを持ち兵 装搭載量を欲張らないようにして装甲による防御だけでなく最高速度を高めることで生存性を上げている。
 また当機が搭載しているR−195エンジンは燃料効率は悪いものの、燃料に地上車両が使用するガソリンやデ ィーゼル燃料を使用できるようになっており、地上(前線)部隊との連携を容易にする工夫がなされている。
 機首部に測距・目標指示用のレーザーを搭載しているため2砲身式の機関砲は機首左舷に搭載されている。最新 改良型のSu−25TMでは対地/対空レーダーポッドを搭載することで夜間攻撃能力や限定的な対空戦闘能力も 付与されるようになっており、ロシア空軍も少数機を発注したらしい。
 現在までに単座型約1,000機と複座型約350機が生産され、ロシア(旧ソビエト)空軍をはじめチェコ、 ハンガリー、イラク、北朝鮮などにも輸出された。
 当機が実戦を経験したのはアフガニスタン紛争であったが、このときはあまり効果的な運用が出来ていない。こ れは敵方がゲリラ戦を展開したことと、主戦場が険しい山間部であったことが原因であり当機の性能不足が原因で は無さそうである。

機体詳細データ(Su−25)
寸法(L×W×H/翼面積)15.53×14.36×4.90m / 30.1m2(全長は機首センサー類を含む)
機体重量(自重/全備)9,315kg / 17,600kg
飛行速度(最大)975km/h(海面高度、外部装備なし)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)7,000m
離着陸距離(離陸/着陸)600m / 600m
航続距離2,900km(空輸時)、1,250km(H−H−H)、750km(L−L−L)
エンジンツマンスキー設計局(現ソユーズ)製 R195ターボジェット×2基
推力 4,500kg×2  機体内燃料搭載量 5,000kg
武装30mm機関砲×1(弾数250)、翼下にロケット弾ポッド×6〜8、AT−6対戦車ミサイル×6、250kg通常爆弾×12、対人小型爆弾散布ポッド×8+化学兵器散布ポッド×2、燃料気化爆弾×8、自衛用にAA−2対空ミサイル×1、増加燃料タンク×2など最大4,400kgの兵装搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(単座)、2名(複座) / 1975年2月22日
備考(各タイプ詳細) T8:原型機。NATOコード「Ram−J」
Su-25:最初の通常生産型
Su-25UB:複座型の転換用練習機。兵装搭載能力は単座型と同様
Su-25UT:兵装搭載能力を省いた複座型高等練習機。試作のみ。別名Su−28
Su-25BM:標的曳航用の装備を搭載した曳航機型
Su-25UTG:空母運用用の装備を搭載した艦上攻撃機型
Su-25T:電子装備や赤外線暗視装置を搭載した能力向上型
Su-25TM:T型にレーダーポッドを搭載した最新型。別名Su−39
LAST UPDATE 2000,12,23