ダッソー シュペル・エタンダール

SUPER ETENDARD ,Dassault

Super Etendard
フランス海軍航空隊所属のシュペル・エタンダール

 1960年代初頭にフランス海軍が採用したエタンダールIV艦上攻撃機の後継機として開発された機体。後継機 選定にはA−4スカイホークA−7コルセアIIジャギュアミラージュF1などの機種も候補 として上げられていたが、結局政治的配慮などからダッソー社の製品を採用することに決定しエタンダールIVMの 改設計型である当機が選定された。
 エタンダールを改設計することで開発コストダウンを狙って1973年に製造契約が締結、翌年には原型機が初 飛行した当機だったが、完成してみると元のエタンダールとは90%以上が異なる構造を持つ別物に仕上がってい た。
 艦上攻撃機としての運用を前提としているため、アビオニクスは対艦ミサイル誘導に対応でき無線封止中でも母 艦へ帰投できる慣性航法装置なども充実している。また、対艦攻撃だけでなく空対空ミサイルを搭載しての対空戦 闘にも対応できるようになっており、果ては巡航核ミサイルによる核攻撃も可能となっている。
 フランス海軍以外にアルゼンチン海軍にも採用された当機は、1982年のフォークランド紛争でイギリス海軍 の駆逐艦シェフィールドを撃沈する戦果を挙げており、攻撃機+対艦ミサイルの有効性を全世界に示した。
 なおフランス海軍では1986年から近代化改修計画が開始されており、1990年から改修が完了した機体が 納入されている。

機体詳細データ(シュペル・エタンダール)
寸法(L×W×H/翼面積)14.31×9.60×3.86m / 28.40m2
機体重量(自重/全備)6,500kg / 12,000kg
飛行速度(最大)M1.06(12,000m)
上昇率(海面上)6,100m/min
上昇限度(実用)13,715m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
戦闘行動半径850km(増槽使用、H−L−H)
エンジンSNECMA社製 アター8K−50ターボジェット×1基
推力 5,000kg  機体内燃料搭載量3,300リットル
武装30mmDEFA機関砲×2(弾数各125)、翼下にエグゾセ対艦ミサイル×1、ASMP巡航核ミサイル×1、400kg通常爆弾×2、マトラR550対空ミサイル×2、増加燃料タンク×2など最大2,100kgの兵装を搭載可能
乗員数/機体初飛行1名 / 1974年10月28日
備考(各タイプ詳細) SUPER ETENDARD:エタンダールIV改修の原型3機を含む生産型
LAST UPDATE 2000,12,03