南昌 強撃5(Q−5/A−5)

QIANG-JI 5 (Q-5/A-5) , Nang Chang

A-5C
中国人民軍空軍所属の強撃5C(A−5C)

 中国でライセンス生産されていた殲撃6 (MiG−19のライセ ンス機)の機体設計をベースに独自技術を盛り込み改設計した地上攻撃機。MiG−19では機首部に あった空気取り入れ口を胴体側面に移し機首をとがらせた形にしている。ただしC型にはレーダーを装 備しておらず単なる速度性能向上のための成形にすぎないようだ。
 機首部以外の基本設計は殲撃6と同じであるが地上攻撃機という性格上、低空飛行がメインとなるた め増大する燃料消費に対応できるよう胴体部を延長し搭載燃料を増加させている。また胴体下部には爆 弾倉も設定されていたが、現在はこの爆弾倉にも燃料タンクを搭載することでさらに搭載燃料を増加さ せている。
 胴体下部および翼下にある武装搭載点(ハードポイント)に通常爆弾、増加燃料タンクなどを搭載で きるほか翼端パイロンには自衛用AAMの搭載も可能となっている。また攻撃兵装として戦術核(5〜 20キロトンクラス)も選択可能である。
 初飛行から30年以上経た現在でも第一線で使用されている機体で、レーザー測距装置を搭載した新 型(A−5K?)、イタリアのアエリタリア社が協力して開発されたレーダー搭載全天候型(A−5M) などの完成により今後も当分は人民軍空軍を代表する戦術攻撃機として活躍するであろう。

機体詳細データ(A−5M)
寸法(L×W×H/翼面積)16.77×9.7×4.51m / 28.0m2
機体重量(自重/全備)6,634kg / 12,000kg
飛行速度(最大)M1.12(11,000m)、1,210km/h(海面高度)
上昇率(海面上)4,980〜6,180m/min
上昇限度(実用/限界)15,800m
離着陸距離(離陸/着陸)1,200m / 800〜1,000m
戦闘行動半径400km(H−L−H)、300km(L−L−L)
エンジン潘陽製 渦噴6改(WP6改)ターボジェット×2基
推力 3,250kg×2(A/B)  機体内燃料搭載量 3,720リットル
武装23mm機関砲×2(弾数各100)、翼下6箇所および胴体下4箇所の武装搭載点に最大2,000kgまでの兵装搭載可能
乗員数/機体初飛行1名 / 1965年6月4日
備考(各タイプ詳細) 強撃5:略称Q−5、海外向けにはA−5と呼称される。当機の総称
強撃5C:主要生産型。人民軍空軍および海軍で使用される
強撃5D:輸出型の呼称。パキスタン空軍が導入
強撃5K:機首部にレーザー測距装置を搭載した型。最近部隊配備された(?)
強撃5M:全天候型攻撃システムを搭載、エンジン出力を強化した型
LAST UPDATE 2001,04,06