ロックウェル OV−10ブロンコ

OV-10 BRONCO ,Rockwell

OV-10
米海兵隊のOV−10Aブロンコ

 米海軍が1963年に主催した軽武装偵察機設計コンペから生み出された機体。海軍だけでなく陸軍や空軍でも 需要のある反乱等鎮圧用軽武装(COIN)機として開発が進められた。操縦席からの下方視界を良くするために 大きく取られたキャノピーが特徴的である。
 対地攻撃用として20mm機関砲や7.62mm機関銃を搭載できるほか、前線統制任務に使用する発煙ロケット弾 や偵察任務に使用する偵察ポッドなども搭載できるようになっている。また戦闘機として設計されたわけでは無い がヘリコプターの護衛などに使用するため、サイドワインダーAAMも搭載できる。
 米軍では地上制圧や偵察、前線統制などに使用しており、東南アジアや中南米などに輸出された機体は反政府ゲ リラの制圧などにも使用されることがある。米海兵隊使用機は生残性を高め、空母運用能力を付与したDプラス型 に改修されている。

機体詳細データ(OV−10D)
寸法(L×W×H/翼面積)13.41×12.19×4.62m / 27.03m2
機体重量(自重/全備)3,127kg / 4,494kg
飛行速度(最大/巡航)463km/h / 360km/h (いずれも海面高度)
上昇率(海面上)920m/min
上昇限度(実用)9,145m
離着陸距離(離陸/着陸)342m / 371m
航続距離2,224km(空輸時)、367km(最大重量でのL−L−L戦闘行動半径)
エンジンギャレット社製 T76−G−420/421ターボプロップ×2基
出力1,040hp×2 機体内燃料搭載量954リットル
武装胴体下にM97 20mm3砲身機関砲×1(弾数1500)・M197 20mm機関砲パック(弾数300)・増槽など、翼下にLAU69ロケットポッド・サイドワインダーAAM・7.62mm機銃×4(弾数各500)・増槽などの選択搭載可能
乗員数/機体初飛行乗員2名+兵員等4名 / 1964年7月16日
備考(各タイプ詳細) YOV-10A:原型機(7機製作)
OV-10A:最初の標準生産モデル(271機製作)
OV-10B:OV−10Aの派生型。旧西ドイツ向けで標的曳航能力を付与(6機製作)
OV-10B(Z):主翼中央にターボジェットエンジンを追加したOV−10B(12機製作)
OV-10C:タイ向けの機体呼称。OV−10Aを基礎に偵察機器を追加した(32機製作)
OV-10D:夜間作戦能力を付加したOV−10Aの出力増強型(A型を改装)
OV-10D+:OV−10Dに空母運用能力を付与した機体(A型およびD型を改装)
OV-10E:ベネズエラ向けの機体呼称。機体はOV−10Aに準ずる(16機製作)
OV-10F:インドネシア向けの機体呼称。機体はOV−10Aに準ずる(16機製作)
LAST UPDATE 2000,11,22(First Up 2000,11,19)