JUROM J−22オラオ/IAR.93

J-22 ORAO / IAR.93 , JUROM

Orao/IAR.93
ルーマニア空軍所属のIAR.93

 旧ユーゴスラビアのソコ社とルーマニアのCIARが共同で開発した地上攻撃機。両社が設立した国際 共同開発機構JUROMが生産管理をおこなった。元々旧東側国ながらソビエトとは若干間を置いた軍備 路線を歩いてきた旧ユーゴスラビアにルーマニアが追随して開発された機体である。
 最初に完成した機体(1型と呼ぶ)にはアフターバーナー無しのエンジンが搭載されており、高翼配置 の主翼や低い位置の水平尾翼などから超音速機の形をした亜音速機と推定されていたが、改良型(2型) ではアフターバーナー付きエンジンが搭載され、名実共に超音速攻撃機となった。
 機体の基本設計はJUROMで行っているが、搭載アビオニクスやエンジン・降着装置などはイギリス やフランスからの輸入品に頼っている。 機体外見はジャギュア三菱F−1などに似ており、 性能的には三菱F−1などと アルファジェットの中 間に位置する機体であるが、搭載エンジンが燃料効率の悪い純ジェット(ターボジェット)であるため 航続距離が短い所が欠点といえよう。
 ユーゴとルーマニア両国で約430機(複座型含む)程度の生産が予定されていたが、実際に生産・配 備された数字は不明である。

機体詳細データ(オラオ2)
寸法(L×W×H/翼面積)14.90×9.62×4.55m / 26.0m2
機体重量(自重/全備)5,750kg / 8,450〜11,250kg
飛行速度(最大)M1.01(12,200m)
上昇率(海面上)4,536m/min
上昇限度(実用)13,000m
離着陸距離(離陸/着陸)1,000m / 1,100m
戦闘行動半径360km(H−L−H)、300km(L−L−L)
エンジンロールスロイス社製 バイパーMk633ターボジェット×2基
推力 2,270kg×2(A/B)  機体内燃料搭載量 3,200リットル
武装23mm機関砲×2、翼下および胴体下計5箇所の武装搭載点に最大2,500kgまでの兵装搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(単座)、2名(複座) / 1974年9月
備考(各タイプ詳細) J-22:ユーゴスラビアでの当機の呼称。愛称はオラオ
ORAO 2:A/B搭載エンジンに換装した改良型。ユーゴスラビアでの呼称
IAR.93:ルーマニアでの当機の呼称。A/B搭載型も同名
LAST UPDATE 2001,05,18