ダッソー ミラージュIV

MIRAGE IV ,Dassault

Mirage4
フランス空軍所属のミラージュIVA

 核保有大国である米・英・ソなどで1950年代に開発された戦略爆撃機とは一線を画する核攻 撃機として開発された機体。ミラージュの名を冠するだけあって特徴的なデルタ翼の機体となって いる。
 冷戦時代にはフランスの核攻撃部隊の中核として任務に従事していたが、高速性能を重視し戦略 的能力を達成することは二の次とされていたため航続距離は短く(フランス本国から出撃し仮想敵 国であるソビエトの工業地帯を爆撃すると最も前線に近いNATO加盟国の領土までしか帰投でき なかった)なっており、フランスは当機の次に大型戦略爆撃機を開発する予定であったが、技術的 ・財政的に無理があったためフランスでは当機に空中給油総力を付加して、 ボーイングKC−135F空 中給油機を導入することで戦闘行動半径を増加させることにした。
 1980年代には最盛期の3分の1に縮小されたフランス空軍核攻撃部隊は代替わりを迎えてお り、現在では核攻撃能力を付与した ミラージュ2000Nジャギュアに交替し ている。

機体詳細データ(ミラージュIVP)
寸法(L×W×H/翼面積)23.5×11.85×5.65m / 78.0m2
機体重量(自重/全備)14,500kg / 31,500kg
飛行速度(最大)M2.2(11,000m)、M1.1(低空)
上昇率高度11,000mまで4分15秒
上昇限度(実用)20,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離3,200km(推定、増槽使用)
エンジンSNECMA社製 アター09Kターボジェット×2基
推力 7,000kg(A/B)  機体内燃料搭載量14,000リットル
武装胴体下にAN22核爆弾(60キロトン)×1またはASMP核ミサイル(150キロトン)×1またはセンサーポッド、翼下に増加燃料タンク×2
乗員数/機体初飛行2名 / 1959年6月17日
備考(各タイプ詳細) MIRAGE IV:アター09Bエンジンを搭載した原型機(1機製作)
MIRAGE IV.A:生産前機および主要生産型。(65機製作)
MIRAGE IV.N:A型の性能向上モデル。後にP型と改称
MIRAGE IV.P:旧呼称N型。ASMP核ミサイル搭載能力を付与した性能向上型
MIRAGE IV.*:英国空軍向け提案モデル。不採用
LAST UPDATE 2000,12,18