ミヤシシュチェフ M−4”バイスン”

M-4 "BISON" , Myasishchev

M-4
旧ソビエト海軍航空隊所属のM−4”バイスンB”

 旧ソビエトで第二次大戦前から数々の航空機の設計を手がけていたウラジミール・ミヤシシュチェフの創始 したミヤシシュチェフ設計局(OKB)が開発した大型戦略爆撃機。
 同時期に開発されたツポレフTu−16に 比べてかなり大きな機体で、後退角のついた片持ち中翼の付け根に4基のターボジェットエンジンを搭載して いる。主脚は胴体中心線上に配置されているため主翼を支える補助脚が翼端に装備されている。
 大西洋を超えて自由落下熱核爆弾を運搬できる能力を備えており、胴体中央部の爆弾倉には最大9トンの爆 弾を搭載できる。機体のあちこちに23mm機関砲銃座を取り付けることができるあたりは第二次大戦中の爆撃 機の思想から脱却できていないようだ。
 爆撃機型"バイスンA"の他に、海洋偵察型"バイスンB/C"も製作されており、この点もTu−16と同様 の機体構成である。また爆撃機型を改装した空中給油機Mya−3(プローブ&ドローグ方式で、燃料タンク は爆弾倉内に設置した)も製作されており、1990年代頃まで活躍していたが現在は老朽化のため全機第一 線から退いている。

機体詳細データ(M−4”バイスンA”)
寸法(L×W×H/翼面積)47.20×50.48×14.10m / 309.0m2
機体重量(自重/全備)不明 / 160,000kg
飛行速度(最大)1,000km/h(推定)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離10,700km
エンジンミクーリン設計局製 AM−3Dターボジェット×4基
推力 9,500kg×4
武装自衛用として23mm機関砲×最大10、胴体内に最大9,000kgまでの自由落下爆弾
乗員数/機体初飛行乗員5名? / 1953年
備考(各タイプ詳細) 【"BISON〜"はNATOによる分類です】
M-4 "BISON A":爆撃機型。機首爆撃手席のガラス風防が特徴
M-4 "BISON B":海洋偵察型。機首部はレドーム付きの金属製となった
M-4 "BISON C":海洋偵察型。バイスンBの改良型で機首部を延長している
Mya-3:空中給油機型。バイスンAを改修したものがメイン
201-M:D15ターボジェットエンジン搭載の空中試験機
LAST UPDATE 2001,06,09