SEPECAT ジャギュア

JAGUAR ,SEPECAT

Jagauar
フランス空軍攻撃飛行隊1/7”プロヴァンス”所属のジャギュアA

 最近でこそ航空機を国際共同開発することは珍しくなくなったが、過去には国防に関する技術の漏洩などを 恐れて共同開発などは行われていなかった。1960年代後半に英国とフランスがそれぞれ開発仕様を出した 高等練習機(副次的に対地攻撃任務を付与)を2カ国共同開発とできたことはかなりの幸運と偶然の要素が大 きい。
 英仏両国政府の仲介で設立されたSEPECAT(ヨーロッパ戦闘・戦術支援練習機製造)社という合弁会 社が開発した当機は対地攻撃、飛行場攻撃、阻止任務、電子戦、精密爆撃、核攻撃など幅広い任務に対応でき る機体として非常に重宝され、湾岸戦争やボスニア紛争のおりには対地攻撃での活躍が全世界に向けて報道さ れている。
 英仏両国以外にもインドやオマーン、ナイジェリア、エクアドルなどにも輸出されており、21世紀になっ ても第一線で永く活用されることであろう。

機体詳細データ(ジャギュアA)
寸法(L×W×H/翼面積)16.83×8.69×4.90m / 24.18m2
機体重量(自重/全備)7,000kg / 15,700kg
飛行速度(最大/巡航)M1.6(高度11,000m)、M1.1(海面高度)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)14,000m
離着陸距離(離陸/着陸)580m / 470m
戦闘行動半径1,408km(増槽使用、H−L−L)、537km(内部燃料のみ、L−L−L)
エンジンロールスロイス/チュルボメカ社製アドーアMk104ターボファン×2基
推力 3,650kg×2(A/B)  機体内燃料搭載量4,200リットル
武装30mmアデン機関砲×2(弾数各300)、翼下および胴体下に454kg通常爆弾×8、AS37対レーダーミサイル×1、AN52核爆弾×1、デュランダル滑走路破壊爆弾×6、サイドワインダーAAM×2など最大4,760kgの兵装を搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(単座)、2名(複座) / 1968年9月8日
備考(各タイプ詳細) JAGUAR:原型機。英仏両国向けに単座・複座の基本型各2機ずつを製作
JAGUAR A:フランス向けの単座型。アドーアMk102エンジンを搭載
JAGUAR B:英国向けの複座型。英軍での呼称はJAGUAR T.Mk2
JAGUAR E:フランス向けの複座型。装備はA型に準ずる
JAGUAR S:英国向けの単座型。英軍での呼称はJAGUAR GR.Mk1
JAGUAR M:フランス海軍向けの原型機。艦上運用装備を搭載。不採用
JAGUAR INTERNATIONAL:輸出向け。アドーアMk804エンジン搭載
FBW JAGUAR:英国のFBW(フライバイワイヤ)研究機。S型改修
JAGUAR ACT:CCV(運動性優先形態)研究機。FBW型を改修
LAST UPDATE 2000,12,03