アエリタリア G91

G91 ,Aeritalia

G91Y
イタリア空軍第32飛行隊所属のG91Y

 1953年にNATOが示した新型軽戦術支援機の仕様に基づいてイタリアのフィアット社 (後に航空部門はアエリタリアとして独立)が製作した機体。当時一線級戦闘機だった米国の F−86セイバーを 一回り小型化したような機体で対地攻撃型のG91・偵察型のG91R・高度練習機のG91 Tなど幅広い機体構成となっている。
 NATOの中ではイタリア、西ドイツが採用(ポルトガルも西ドイツの中古機体を使用して いる)、フィアット社(アエリタリア)の他に西ドイツ国内でも南部航空同盟(EUSメッサ ーシュミット、ドルニエ、ハインケルの3社共同体)によりライセンス生産された。
 また、エンジンを2基に増やし機動性を増した攻撃機G91Yもイタリア空軍に採用されて いる。なお、現在では各国ともほとんどの機体を退役させている。

機体詳細データ(G91Y)
寸法(L×W×H/翼面積)11.67×9.01×4.43m / 18.13m2
機体重量(自重/全備)3,682kg / 8,700kg
飛行速度(最大)986km/h
上昇率(海面上)5,180m/min(A/B使用時)
上昇限度(実用)12,500m
離着陸距離(離陸/着陸)1,100m / 不明
航続距離3,500km(最大燃料搭載・フェリー時)
エンジンジェネラルエレクトリック社製 J85−GE−13Aターボジェット×2基
推力1,850kg(A/B付)×2
武装30ミリDEFA機関砲2基、翼下4箇所に454kg爆弾・340kgナパーム爆弾・50mmロケット弾パック・127mmロケットコンテナ等を装備可能
乗員数/機体初飛行1名(R・Y型)、2名(T型) / 1956年8月9日(G91原型機)
備考(各タイプ詳細) G91:最初の生産型機。対地攻撃機。イタリア・西ドイツで採用
G91R/1:G91の写真偵察機型。イタリアで採用
G91R/1A:R/1の改良型。航法装置が近代化された。イタリア向け
G91R/1B:R/1Aの構造強化型。イタリア向け
G91R/3:R/1Bの西ドイツ向け機体。武装や装備が異なる
G91R/4:R/3の機体にR/1の武装を施したタイプ。西ドイツ・ポルトガルが採用
G91T/1:G91の複座練習機型。イタリア向け
G91T/3:T/1の装備を若干変更したもの。西ドイツ向け
G91T/4:T/1にロッキードF−104の電子装備を搭載した機体(計画のみ)
G91Y:G91Tを基本とした単座双発機。戦術攻撃機/偵察機型。イタリアが採用
LAST UPDATE 2000,11,22(FirstUp 2000,01,01)