ロッキード・マーチン F−117

F-117 , Lockheed Martin

F-117A
米空軍のF−117A

 ロッキード社の先進開発チームであるスカンクワークスが極秘裏に開発したステルス攻撃機。1974年に DARPA(国防先進研究開発局)が指示したステルス機開発によって製作された研究機XSTハブ・ブルー が大元となっている。
 ハブ・ブルーの倍ほどのサイズとなったF−117A試作型は1979年に発注され、翌年には最初の使用 部隊である第4450TGが編成された(ただし、当機の存在は極秘であり表向きには A−7コルセアIIを使用する部隊 となっていた。 実際に操縦特性が似ている機体だったため転換訓練などにはA−7が使用されている)。
 1988年にようやくその存在が公式に発表された当機は翌年12月のパナマ侵攻作戦で初陣を迎え、19 91年の湾岸戦争ではレーザー誘導爆弾による高精度爆撃とステルス特性による隠密行動で戦闘損失ゼロを記 録している。しかし1999年のユーゴ・コソボ紛争で至近弾により1機が撃墜され、これが世界初のステル ス機戦闘損失となっている。
 ステルス性を高めるための機体形状をしているため、空力学的には不安定な特性を持つがコンピュータ制御 によるフライバイワイヤ操縦装置 (これはF−16と同じ4重系で ある)などにより高機動が可能となっている。

機体詳細データ(F−117A)
寸法(L×W×H/翼面積)20.08×13.20×3.78m / 84.8m2
機体重量(自重/全備)13,380kg / 23,810kg
飛行速度(最大)M0.84(約1,040km/h)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離戦闘行動半径1,110km(兵装2,270kg)
エンジンジェネラルエレクトリック社製 F404−GE−F1D2ターボファン×2基
推力 4,900kg×2  機体内燃料搭載量 約7,000リットル
武装胴体内に907kg爆弾×2、対地ミサイル×2、自衛用AAMなどの搭載可能
乗員数/機体初飛行1名 / 1981年6月13日
備考(各タイプ詳細) HABU BLUE:ロッキード社が開発したステルス研究機(2機製作)
F-117A:原型機を含む生産タイプ名称(原型5+生産型59)
LAST UPDATE 2000,12,30