ボーイング B−52ストラトフォートレス

B-52 STRATOFORTRESS ,Boeing

B-52
米空軍第320爆撃連隊所属のB−52G

 1950年代に開発され、現在でも米国空軍の戦略爆撃機の中心として活躍している当機は、 開発当初には戦略核攻撃用として胴体内に2発の水爆を搭載できるようになっていた。しかし戦 略核攻撃の中心は大陸間弾道弾や潜水艦発射ミサイルへと移っていき、B−52はベトナム戦争 の頃から通常爆弾を搭載できるよう改造されていくことになった。
 ベトナム戦争ではハワイやグアムを基地にして、北ベトナムまで長駆を飛行しての爆撃行を行ったが、現在 では通常爆撃任務の他に短距離攻撃空対地ミサイルや空中発射巡航ミサイルの発射母機としても使用されてい る。なお現在作戦任務に従事している機体は最終生産モデルであるH型のみで、これ以外のモデルは老朽化の ため退役済みである。
 米空軍の爆撃機はB−1B−2へと移っていっているが、これらの機体 はあまりに高価であり多数配備が出来ないため、古強者B−52の現役生活はこれからも続くであろう。

機体詳細データ(B−52H)
寸法(L×W×H/翼面積)49.05×56.39×12.4m / 371.6m2
機体重量(自重/全備)85,730kg / 221,350kg以上
飛行速度(最大/巡航)516kt / 442kt
上昇率(海面上)915m/min
上昇限度(実用)16,765m
離着陸距離(離陸/着陸)2,900m / 不明
航続距離16,000km以上
エンジンプラット&ホイットニー社製 TF33−P−3ターボジェット×8基
推力7,711kg×8。機体内燃料搭載量174,130リットル
武装尾部に20mmバルカン砲1基、AGM−69A空対地ミサイル又はAGM−86B巡航ミサイルを20基。通常爆撃任務では227kgのMk82自由落下爆弾を胴体内に84発、翼下に24発搭載可能
乗員数/機体初飛行6名 / 1952年4月15日(原型機XB−52)
備考(各タイプ詳細) XB-52:最初の原型機呼称
YB-52:第2の原型機呼称
B-52A:最初の生産型。テストおよび開発機として使用(3機)
B-52B:最初の実戦配備型。A型に航法・爆撃装置を付加したもの(50機)
RB-52B:B型を改修した偵察機型(27機改修)
B-52C:性能向上、搭載電子機器改良型(35機)
B-52D:尾部機銃に改良型火器管制装置を採用したもの(170機)
B-52E:新型航法・武器システムを搭載したもの(100機)
B-52F:推力増大のためエンジンに水噴射装置を追加した機体(89機)
B-52G:機体重量軽減、ECM装置搭載。尾部銃座を遠隔操作にしたもの(193機)
B-52H:TF33エンジン搭載、尾部銃座にバルカン砲。現在現役の型(102機)
LAST UPDATE 2001,02,16(FirstUp 2000,01,01)