ノースアメリカン B−45トーネード

B-45 TORNADO , NorthAmerican

B-45
米空軍所属のB−45A

 第二次大戦中から米空軍(大戦当時は陸軍航空隊)は数々の多発ジェット爆撃機について研究を 重ねてきたが、最初に飛行試験可能状態に達した4発ジェット搭載機体がこのノースアメリカン社 製のB−45であった。
 1944年ごろから社内呼称NA−130の名前で研究が開始されたこの4発機は、新技術であ るターボジェットをこれまでの爆撃機体へ応用することを目指したもので、原型機(XB−45と 名付けられた)にはアリスン社製のJ35エンジンが2基一組のエンジンポッドに収められ搭載さ れた。肩翼単葉で戦闘機型風防の操縦席を持つ機体は1947年3月17日にエドワーズ基地で初 飛行を行い、制式採用となった。
 初期の生産型22機にはJ35エンジン搭載が踏襲されたが、それ以降の機体には新開発のJ4 7エンジンが搭載されている。また出力を強化したJ47−13エンジンが開発されると、離陸重 量増強のためこのエンジンに換装が行われている。
 爆撃機型は1960年代に入る頃には全機退役してしまっていたが、偵察機型RB−45Cはヨ ーロッパ駐留米軍第19戦術偵察飛行隊などで長く活躍し、一部の機体は英国空軍の標識を付けて 飛行した。

機体詳細データ(B−45C:一部データはRB−45Cのもの)
寸法(L×W×H/翼面積)23.14×29.26×7.67m / 109.16m2
機体重量(自重/全備)22,700kg / 50,200kg
飛行速度(最大)917km/h
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)12,300m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離4,100km
エンジンジェネラルエレクトリック社製 J47−GE−13ターボジェット×4基
推力 2,720kg×4(水噴射時)
武装尾部銃座に12.7mm機銃×2、胴体内に最大10トンの爆弾搭載可能
乗員数/機体初飛行4〜5名 / 1947年3月17日
備考(各タイプ詳細) NA-130:当機原型機の社内呼称
XB-45:原型機の呼称
B-45A:最初の生産型。初期型はJ35、後期型はJ47エンジン搭載(96機)
B-45B:レーダーや火器管制装置を換装した計画型呼称
B-45C:エンジン出力強化型。後にA型も同基準に改修(新造10機)
RB-45C:写真偵察機型。爆弾倉には照明弾と追加燃料タンクを搭載(33機)
TB-4A:標的曳航機に改装されたA型の呼称(14機改装)
JB-45A:ウェスチングハウス社エンジン開発の空中試験機に改装されたA型の呼称
JB-45C:GE社エンジン開発の空中試験機に改装されたC型の呼称
LAST UPDATE 2001,06,10