ノースロップ・グラマン B−2スピリット

B-2 SPIRIT , Northrop Grumman

B-2
米空軍所属のB−2

 1978年に開始されたB−52の後継となるステルス 戦略爆撃機開発計画は、ロッキード社とノースロップ社の競争設計の末にノースロップ社が主契約社として選 定された。1988年11月に工場から姿を現した原型1号機は全翼型の巨大な飛行機で、レーダー反射面積 を極小化するため出っ張りを無くしてノッペリとした形状をしていた。
 全翼型を選んだのは通常型機体のようなエンジン搭載方法だとエンジンナセルのレーダー反射面積が増える 為で、当機は空気取り入れ口や排気口などもコンピュータシミュレーションによりレーダー反射面積を極力抑 えた設計となっている。
 1989年から試作型の調達が始まったが、あまりに高価な機体のため生産型調達には議会などから疑問視 も出て、結局132機調達予定であったものが20機にまで削減されてしまった。製造時期により3つのバー ジョンが存在し、最初の生産型はブロック10と呼ばれ、次バージョンであるブロック20は通常爆撃能力を 強化したもので、最終生産型のブロック30ではステルス性能を強化している。ブロック10、20の機体も ブロック30仕様に改装中で、21世紀初頭には全機がブロック30仕様になる。
 高価で貴重な機体のため全機にパーソナルネーム(固有の名称)が付与されており、それぞれ「スピリット ・オブ・(州名)」という名称(例としては8号機の「スピリット・オブ・ミズーリ」など)となっている。 パーソナルネームの『スピリット』は当機の愛称にかけて付けられたもので、『魂』という意味の他にステル ス機らしい『とらえどころのない幽霊・精霊』といった意味も含まれている。

機体詳細データ(B−2)
寸法(L×W×H/翼面積)21.03×52.43×5.18m / 464.5m2
機体重量(自重/全備)45,360〜49,900kg / 170,550kg
飛行速度(巡航)M0.8(約980km/h)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)15,240m以上
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離戦闘行動半径 5,560km
エンジンジェネラルエレクトリック社製 F118−GE−100ターボファン×4基
推力 8,618kg×4
武装胴体内爆弾倉にSRAM(空中発射対地ミサイル)×16、核爆弾や通常爆弾なども搭載可能
乗員数/機体初飛行2名 / 1989年7月17日
備考(各タイプ詳細) B-2:原型を含む生産型。(試作6+生産型15)
LAST UPDATE 2000,12,31