ロックウェル B−1ランサー

B-1 LANCER , Rockwell(ex Boeing)

B-1B
米空軍所属のB−1B

 米空軍戦略航空コマンド(SAC)の新戦略体系に沿って B−52の 後継機として開発が開始された機体。B−1Aの試作1号機は1974年に初飛行したが、1977年にカー ター政権が国防費削減とICBMの有望視を行ったため開発中止となった。その後も製作された原型4機で細 々と試験飛行を繰り返していたが、1981年に政権交代でレーガン政権が誕生するとB−1開発計画が再開 され、LRCA(Long Range Combat Aircraft)としてALCM(空中発射巡航ミサイル)搭載が可能な戦 略爆撃機に生まれ変わった。
 B−1Bは基本的にB−1Aと同じ可変後退翼を持った戦略爆撃機だが、A型よりも高々度での最高速度を 押さえたため主翼後退角が減少したことや構造強化の実施、巡航ミサイルを搭載可能とした爆弾倉など細かい 点で改設計が加えられている。また空気取り入れ口を固定式に変更し、速度を犠牲にする替わりにステルス性 への配慮が行われており、B−52に比べてレーダーに捕捉される機影は1%程度まで押さえられている。
 冷戦が終結したため戦略爆撃機としての重要性は薄れてしまったが、可変翼による機動性の良さから低空侵 入攻撃などの通常爆撃任務に重点が置かれるようになっている。

機体詳細データ(B−1B)
寸法(L×W×H/翼面積)44.81×41.64×10.36m / 181.2m2
(全幅および翼面積は主翼全開時の寸法)
機体重量(自重/全備)87,090kg / 216,365kg
飛行速度(最大)M1.25(高空)、965km/h(超低空)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離12,000km(機内燃料)
エンジンジェネラルエレクトリック社製 F101−GE−102ターボファン×4基
推力 13,960kg×4
武装胴体内に227kg通常爆弾×84、ALCM(空中発射巡航ミサイル)×8、SRAM(空中発射核ミサイル)×24など、翼下に227kg通常爆弾×44、ALCM×12など、最大56,700kgの兵装を搭載可能
乗員数/機体初飛行4名 / 1974年10月26日(B−1A)、1984年10月18日(B−1B)
備考(各タイプ詳細) B-1A:最初の原型。途中で計画中止となる(4機製作)
B-1B:生産型。巡航ミサイル搭載可能となった(100機製作)
LAST UPDATE 2000,12,30