ヴォート A−7コルセアII

A-7 CORSAIR II ,Vought(ex LTV)

A-7E FLIR
米海軍のA−7E(FLIR搭載型)

 ヴォート社がF−8クルセーダー戦闘機を ベースに開発した攻撃機。1966年、米海軍による空母適格試験をクリアして艦上攻撃機として採用され、当機の高 性能ぶりを眼にした米空軍も後に軽攻撃機として採用を行った。
 ベトナムでの戦訓をもとに大きな積載能力と低速での機動性を持った機体で、ベトナム、グレナダ、リビア、 ベイルートなどの戦場で活躍し、1990年代前半まで米海軍の主力艦上攻撃機であったが、現在は空母航空団 から退役済で、米空軍所属機もF−117Aなどへ 機種更新されている。
 一部の機体にはFLIR(前方監視レーダー)を装備し、夜間攻撃能力を強化していた。また、F−117 ステルス攻撃機に操縦特性が似ているため(F−117の存在が明らかになる前にはカモフラージュも兼ねて)、 F−117の操縦(機種転換)訓練にも使用されている。
 当機は米軍以外にはギリシアとポルトガルが(通常空母は保有していないため陸上機としてだが)採用している。

機体詳細データ(A−7D)
寸法(L×W×H/翼面積)14.06×11.81×4.9m / 34.84m2
機体重量(自重/全備)8,988kg / 19,051kg
飛行速度(最大)M0.9
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)15,250m
離着陸距離(離陸)1,524m(最大離陸重量)
航続距離1,432km(戦闘行動半径)、4,600km(空輸時)
エンジンアリソン社製 TF41−A−2ターボファン×1基
推力6,804kg
武装20mmM61A1機関砲×1(弾数1,000)、翼下及び胴体下部に最大6,804kgまでの爆弾等を搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(単座型)、2名(複座型) / 1965年9月27日
備考(各タイプ詳細) A-7A:米海軍向け機体の初期生産型(199機製作)
A-7B:米海軍向け機体の生産型変形(196機製作)
A-7C:A−7E相当に改修されたA−7A/B
A-7D:米空軍向け機体の生産型
A-7E:米海軍向け機体の生産型変形(535機製作)
A-7G:スイス軍向けに提案された機体
A-7K:米国州空軍向けの複座型変形機(30機製作)
A-7P:ポルトガル軍向けの機体。A−7A/Bに相当する
TA-7C:米海軍向けの練習用複座型。A−7Cを改造し転換
KA-7F:空中給油機として計画された機体
YA-7H:米海軍向け複座型計画機。TA−7Cを改修
TA-7H:ギリシア軍向けの複座型
LAST UPDATE2000,11,22(First Up 2000,01,26)