ダグラス A−3スカイウォリアー/B−66デストロイヤー

A-3 SKYWARRIOR / B-66 DESTROYER , Douglas

B-66
米空軍所属のB−66Bデストロイヤー

 第二次大戦終結後に米軍核戦略のうち海軍が展開する核攻撃手段として空母上から運用できる長距離 戦略核攻撃が可能な大型攻撃機を必要とした(まだ当時の潜水艦は核攻撃手段として能力が無かった) ため、米海軍とダグラス社の共同で開発された機体。制式開発契約は1949年3月に締結された。
 当時の機体としては開発に長引いた(現在では完成までに十数年かかるのは普通であるが)ものの、 1952年10月に原型機が飛行しA3D(後にA−3と改称)として採用となった。この当時空母上 で運用される最大・最重量の機体であった。
 艦上攻撃機以外にも派生型として写真偵察型や電子戦・情報収集型、輸送型、空中給油機なども製作 され、米空軍も当機の改修型を偵察型および軽爆撃機として採用しB−66デストロイヤーと名付けた。 米海軍での配備数はA−5ビジランティの登場により 順次削減されるようになった(米海軍核戦略の中核は原子力潜水艦へ移っていったためA−5の活躍 の場も残されていなかったが)。当機は海軍でも空軍でもベトナム戦争の頃まで現役として活躍して いたが、1970年代に入って第一線から消えていくことになった。

機体詳細データ(A−3B)
寸法(L×W×H/翼面積)23.27×22.10×6.95m / 75.43m2
機体重量(自重/全備)17,900kg / 37,000kg
飛行速度(最大)982km/h(3,000m)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)12,500m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離4,700km(空輸時)、戦闘行動半径1,700km
エンジンプラット&ホイットニー社製 J57−P−10ターボジェット×2基
推力 5,630kg(水噴射時)
武装尾部に自衛用20mm機関砲×2(後に撤去される)、胴体内に907kg通常爆弾×4または454kg通常爆弾×12または227kg通常爆弾×24または戦術核爆弾×1を搭載可能
乗員数/機体初飛行3〜4名 / 1952年10月28日(XA3D−1)
備考(主要タイプ詳細) XA3D-1:原型機。後にXA−3Aと改称(2機)
A3D-1:初期生産型。後にA−3Aと改称(50機)
A3D-2:全天候作戦能力を追加した機体。後にA−3Bと改称(164機)
A3D-2P:A3D−2の写真偵察型。後にRA−3Bと改称(30機)
A3D-2Q:A3D−2の電子妨害・情報収集型。後にEA−3Bと改称(25機)
A3D-2T:A3D−2の爆撃手/航法士訓練型。後にTA−3Bと改称(12機)
NA-3A:試験用機体として改修されたA3D−1の呼称
VA-3B:高速輸送用に改修されたA3D−2の呼称
KA-3B:空中給油機に改修されたA3D−2の呼称
RB-66A:空軍向け写真偵察型の原型(試験)機(5機)
RB-66B:空軍向け写真偵察型の生産モデル(145機)
B-66B:空軍向け軽爆撃機型(72機)
RB-66C:空軍向け電子偵察機型(36機)
WB-66D:空軍向け天候偵察機型(36機)
LAST UPDATE 2001,01,21