ノースロップ YF−23

YF-23 , Northrop

YF-23
評価試験中のYF−23原型1号機

 米空軍のATF(次期戦術戦闘機)計画において、ロッキード社提案の YF−22と制式の座を争った機体。 YF−22が主契約社にロッキード、従契約社にジェネラル・ダイナミクス、ボーイングというようにチーム制での 共同製作を実施したように当機もノースロップ社とマクダネル・ダグラスの共同製作となっている。
 従来の戦闘機とはかけ離れた形態をしており、前縁後退角40度・後縁前進角40度というひし形主翼や主翼と同 じ平面形を持つV型垂直尾翼、ステルス性に配慮した曲線を描く胴体など特徴あるスタイルをしている。大きく湾曲 したエンジン空気取り入れ口や赤外線放射を抑えるため胴体上面に配置されたエンジン排気ノズルなどは同社が開発 したB−2ステルス爆撃機を彷彿とさせ るものがある。
 YF119エンジンとYF120エンジンを搭載した機体をそれぞれ1機ずつ製作、1990年末までに50 回ほどの飛行テストが実施され、原型1号機(YF119搭載)はマッハ1.6のアフターバーナー無し超音速巡航 を記録する性能を発揮し、YF−22と比較してステルス性や超音速巡航性能は優れていると考えられていたが、1 991年4月にATFとして選定されたのはYF−22だったため、当機は原型2機の製作のみに終わっている。

機体詳細データ(YF−23:推測値含む)
寸法(L×W×H/翼面積)20.54×13.29×4.24m / 89.0m2
機体重量(自重/全備)16,800kg / 29,000kg
飛行速度(最大/巡航)M2.0以上 / M1.6
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)15,240m以上
離着陸距離(離陸/着陸)不明
戦闘行動半径650〜1,300km
エンジンプラット&ホイットニー社製 YF119ターボファン×2基(1号機) または
ジェネラルダイナミクス社製 YF120ターボファン×2基(2号機)
推力18,000kg×2(両エンジンとも)
武装原型機には武装なし(計画では胴体内にAAM搭載の予定であった)
乗員数/機体初飛行1名 / 1990年8月27日
備考(各タイプ詳細) YF-23A:競争試作時のデモンストレーター機(2機製作)
LAST UPDATE 2001,01,20