コンベア XF2Yシーダート

XF2Y SEA DART ,Convair

XF2Y-1
水上滑走中のXF2Y−1原型機

 第二次大戦終結直後にコンベア社が米海軍に提案した単座水上戦闘機モデル2−2から発展した 機体。ウェスチングハウス社製ジェットエンジンを搭載したデルタ翼機であるが、水上機として運用 するために折り畳み式のハイドロスキーを装備している点やエンジン空気取入口が水を吸い込まな いよう機体上部に設置されている点が目立つ特徴である。
 1951年に原型1機、翌年には生産機12機(+生産前機4機)の契約が締結され、53年に 原型機が初飛行した。しかし原型機の飛行試験では計画した性能より低い数値しか示せず、ハイドロ スキーの振動問題にも悩まされた。コンベア社ではエンジンを出力強化型のもの2基に変更し、生産 された2機(原型および生産前機各1機)を使用した実験を繰り返したが、結局振動問題を解決でき ず1956年に開発中止となってしまった。
 だが1954年に唯一生産された生産前機YF2Y−1が緩降下で音速を突破し、史上初の超音速 水上戦闘機となったことからも、優れた能力を秘めていた機体であったといえよう。

機体詳細データ(YF2Y−1)
寸法(L×W×H/翼面積)16.03×10.26×6.32m / 52.30m2
(全高はハイドロスキー展開時の数値)
機体重量(自重/全備)5,739kg / 7,495kg
飛行速度(最大/巡航)1,118km/h / 不明
上昇率(海面上)9,965m/min
上昇限度(実用)16,705m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離826km
エンジンウェスチングハウス社製 J46−WE−2ターボジェット×2基
推力 2,722kg×2(A/B)
武装機関砲を搭載する計画があった
乗員数/機体初飛行1名 / 1953年4月9日(XF2Y−1原型機)
備考(各タイプ詳細) Model 2-2:コンベア社の提案モデル呼称
XF2Y-1:米海軍発注の原型機呼称。当初はJ34-WE-32エンジン(推力1,542kg)1基搭載
YF2Y-1:生産前機呼称。当初4機が発注されたが1機しか生産されなかった
F2Y-1:生産型呼称。12機発注されたが計画中止によりキャンセル
LAST UPDATE 2006,10,15