パナビア トーネードADV

TORNADO ADV ,Panavia

TORNADO F.Mk3
英国空軍第29飛行隊所属のトーネードF.Mk3

 イギリス・ドイツ・イタリアの3カ国が共同で開発した可変翼攻撃機 トーネードIDSから派生 した迎撃戦闘機。
 老朽化したライトニング戦闘機に 代わる迎撃戦闘機を欲した英国空軍の要望で開発されたこの機体は、比較対照となった F−16F−15F−14らを押しのけて正式採用と なった。
 攻撃機型IDSのエンジン換装(大型のA/B搭載となった)や火器管制コンピュータの改良、自動主翼後退 角制御装置や自動運動装置(フルオートでフラップを制御する)を搭載して迎撃戦に特化された機体は1984 年から英国空軍へ配備が開始された。レーダーの換装によって機体全長はIDSより71cmほど長くなっている。
 ライトニングやF−4ファントムと いった迎撃機の後継として英国空軍戦闘機の中心となり現在も生産されている。湾岸戦争でも18機が中東へ派 遣され作戦行動に従事した。
 現在では英国空軍の他にサウジアラビアが採用、イタリアもイギリスからリースを受けて使用している。

機体詳細データ(寸法等は英空軍F.Mk3のもの)
寸法(L×W×H/翼面積)18.08×13.91×5.95m / 30.0m2
(全幅及び翼面積は主翼最大展開(後退角25度)時)
機体重量(自重/全備)14,500kg / 27,990kg
飛行速度(最大)M2.2以上
上昇率(海面上)9,144m/min
上昇限度(実用/限界)15,240m / 21,335m
離着陸距離(離陸/着陸)762m / 370m
航続距離3,704km(空輸時)、超音速迎撃時の行動半径556km以上
エンジンターボユニオン社製 RB199Mk104ターボファン×2基
推力8,528kg×2(アフターバーナー使用時)。機体内燃料容量7,300リットル
武装27mmマウザー機関砲×1(弾数125)。翼下及び胴体下にAIM−9サイドワインダー×4、スカイフラッシュAAM×4。翼下に1,200リットル増槽を2個搭載可能
乗員数/機体初飛行2名 / 1979年10月27日(ADV原型機)
備考(各タイプ詳細) TORNADO ADV原型機:トーネードIDSを改修した機体(3機改修)
TORNADO F.Mk2:英国空軍向けの初期生産型(18機製作)
TORNADO F.Mk3:主要生産タイプ。主翼後退角制御が自動化された(179機製作)
TORNADO F.Mk2A:F.Mk3に準ずる改修を受けたF.Mk2の呼称
LAST UPDATE 2000,11,22(First Up 2000,02,13)