スホーイ Su−24”フェンサー”

Su-24 "FENCER" ,Sukhoi

Su-24M
ロシア空軍所属のSu−24M”フェンサーD”

 旧ソ連時代からミコヤン(ミグ)設計局と共にソ連戦闘機設計の双璧をなすスホーイ設計局が設計した全天候 型戦闘攻撃機である。なお、ミグ設計局が軽快で高速な制空戦闘機・迎撃機を得意とする一方でスホーイ設計局 は大型の迎撃機・戦闘攻撃機製作を専門としていた。
 このSu−24は可変翼を採用しており、米国で設計された F−111戦闘攻撃機に影響を受 けている(可変翼機であるところやコクピットの横列配置など)ように見受けられる。しかしソビエト的設計思 想から機体は頑丈な作りとなっており、そのためF−111に比べて搭載できる兵器量は少なくなっている。ま た低空では燃費の悪いターボジェットエンジンを使用しているため航続距離(戦闘行動半径)もF−111には 及ばない。
 だがソビエトで初めての統合火器管制システムを採用するなど近代ジェット戦闘機としての用件は充分に満た しているだろうことは特筆に値する。
 Su−24は全部で1000機ほどが生産され、一部は旧共産圏へも輸出されたほかアルジェリア、イラク、 リビア、シリアに輸出された。(イラク所属機は湾岸戦争の際にイランの手に渡った)
 NATOコードは"フェンサー"(剣客)と名付けられている。

機体詳細データ(寸法等はSu−24MKのもの)
寸法(L×W×H/翼面積)24.53×17.63×6.19m / 51.0m2(全幅は主翼全展開時の寸法)
機体重量(自重/全備)21,537kg / 35,970〜39,700kg
飛行速度(最大)M1.35(高空)、M1.1(海面高度)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)16,490m
離着陸距離(離陸/着陸)850m / 800m
航続距離2,500km(外部搭載なし)、戦闘行動半径940km(H−L−H)
エンジンサチュルン(リュールカ)設計局製 AL−21F3ターボジェット×2基
推力11,200kg×2(アフターバーナー使用時)。機体内燃料容量11,700リットル
武装23mm機関砲×1(弾数500)。外部兵装最大8,000kgを搭載可能
乗員数/機体初飛行2名 / 1970年5月(原型機T6−2I)
備考(各タイプ詳細) T6-1:STOL固定翼機としての原型機(いくつかのタイプが存在する)
T6-2:可変翼に設計変更された原型機(いくつかのタイプが存在する)
Su-24:初期の生産タイプ。西側では形状の相違点でフェンサーA〜C型と区別される
Su-24M:空中給油装置を搭載し近代化改修されたタイプ。フェンサーD
Su-24MK:M型の輸出用モデル。フェンサーD
Su-24MR:側視レーダーとカメラを搭載した偵察型。フェンサーE
Su-24MP:電子戦機型。フェンサーF
LAST UPDATE 2000,11,22(First Up 2000,01,10)