スホーイ Su−9/11”フィッシュポット”

Su-9/-11 FISHPOT , Sukhoi

Su-9
Su−9”フィッシュポットB”

 後退翼を装備するS−1原型機 (Su−7"フィッター"の原型となる機体) と同時期に並行して開発された機体。こちらは主翼形状に三角翼を採用している。
 ソビエト防空軍の全天候型単座迎撃戦闘機として1950年代後半から配備が確認された機体はSu−9(NATO コード"フィッシュポットB")と名付けられた。推力9,000kgのAL−7Fエンジンを装備しており、ミサイル (AA−1半能動誘導ミサイル)4基だけが唯一の武装だった(ミサイル戦万能論が主流だった時代を反映しており、 格闘戦は想定していなかったようだ)。
 1961年に開催されたツシノ航空ショーで公開された機体はSu−9の前部胴体を延長し、高性能なウーラガン5 Bレーダーを装備させた機体でNATOは改良型として"フィッシュポットC"のコードを与えた。これがSu−11と 呼ばれる改良型機体である。高性能レーダーのおかげでミサイルも長射程のAA−3が使用できるようになった。
 Su−9は1959年頃から部隊配備が開始されており、1960年代後半になって全機Su−11と交代している。 Su−9/11合計で2,000機あまりが生産されたと見られているが、旧共産圏諸国軍には1機も配備されておら ず、全部がソビエト国内での任務に就いた。
 1970年代になって多数が無線標的機に改造されたことが確認されており、ソビエト防空軍も当機体を重要な位置 づけの機体として認識していなかったようだ。

機体詳細データ(Su−11)
寸法(L×W×H/翼面積)17.4×8.43×不明m / 26.2m2
機体重量(自重/全備)9,100kg / 14,000kg
飛行速度(最大)マッハ1.8(高度11,000m)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)17,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
戦闘行動半径460km(迎撃任務時)
エンジンリュールカ AL-7F-1 ターボジェット×1基
推力 10,000kg(A/B)
武装翼下2カ所の武装搭載点にAA−3対空ミサイルを搭載
乗員数/機体初飛行1名 / 1956年(T−3原型機)
備考(各タイプ詳細) T-3:三角主翼の研究用原型機
T-40:T-3を発展させた戦闘機原型。NATOコード”フィッシュポットA”
Su-9:T-40の生産型。AL-7Fエンジン(推力9,000kg)装備。”フィッシュポットB”
Su-9U:複座型の転換練習機。NATOコード”メイデン”
T-43:T-40の改良型原型。強力なレーダーやエンジンを装備した
Su-11:T-43の生産型。NATOコード”フィッシュポットC”
LAST UPDATE 2003,02,15