ロッキード SR−71ブラックバード

SR-71 BLACKBIRD ,Lockheed

SR-71A
SR−71A

 米国の戦略偵察飛行はゲイリー・パワーズ事件(ソ連領空にてゲイリー・パワーズが操縦する U−2偵察機が撃墜 された事件)の後1960年に一度停止された。しかしロッキード社が開発したマッハ3偵察機 トリオ(A−12、YF−12、SR−71)が完成したことにより1964年に再開された。
 このSR−71は1968年から米空軍にて運用され始め、カリフォルニア州ビール基地を中 心に、嘉手納基地およびミルドンホール基地に展開する海外分遣隊にて運用され冷戦時代の戦略 偵察任務の中心として活躍した。
 超高空を高速で駆け抜けるためほぼ撃墜は不可能であったが、偵察衛星の発達やSR−71運 用コストの増大から現在では第一線を退いている。なおSR−71は全部で32機が生産された。

機体詳細データ(寸法等はSR−71Aのもの)
寸法(L×W×H/翼面積)32.74×16.94×5.64m / 167.22m2
機体重量(自重/全備)27,216kg / 65,771kg
飛行速度(最大/巡航)M3.5(高空) / M2以上
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)20,000m / 24,000m以上
離着陸距離(離陸/着陸)1,646m / 1,097m
航続距離4,800km(高度24,000m:速度M3時)
エンジンプラット&ホイットニー社製 J58ターボジェット×2基
推力13,494kg×2。機体内燃料容量36,287kg以上
武装武装なし
乗員数/機体初飛行2名 / 1964年12月23日(SR−71A)
備考(各タイプ詳細) A-12:超音速戦略偵察機試作機。SR−71の元になった機体(13機製作)
M-12:無人偵察機を2機搭載した指令機。A−12を改修(2機改修)
YF-12A:機首にレーダーを装備した迎撃機タイプのA−12(3機製作)
YF-12C:NASAに供与されたSR−71A改修機。YF−12Aに準ずる(1機改修)
SR-71A:実用複座超音速戦略偵察機。(29機製作)
SR-71B:操縦訓練用に後部座席位置を高くした機体(2機製作)
SR-71C:B型と同様な練習機型だが機器構成が異なる機体(1機製作)
LAST UPDATE 2000,11,22(First Up 2000,01,10)