デ・ハビランド シービクセン

SEA VIXEN , de Havilland

Sea Vixen
英国海軍所属のシービクセンFAW.Mk1(Mk2準拠に改修済)

 英国海軍の陸上基地用全天候戦闘機としてグロースター社のジャベリン戦闘機と競争試作された戦闘機。 原型機は1951年に初飛行し、翌年完成した2号機とともに英国海軍の比較試験を受けた結果、ジャベリ ンを破り1955年に英国海軍からの受注を得ることに成功した。英国海軍はシービクセン(海の雌狐)と 名付け、最初の生産型であるシービクセンFAW.Mk1を45機発注した。
 当初は陸上基地用として設計されていた機体であったが、比較試験の際の空母アルビオン艦上でのタッチ アンドゴーテストや最初に生産されたFAW.Mk1による空母アークロイヤル艦上での着艦テストの結果 に満足した英国海軍では以降生産される機体に着艦フックや主翼の折りたたみ機構など艦上運用に必要な装 備を搭載することにし、1959年から実戦部隊への配備が開始された。
 1962年には改良型であるMk2が開発された。この機体は尾翼支持部にも燃料を搭載することで航続 距離を延ばし(しかも空中給油受け棒も装備された)、主翼面積を広くして大型のレッドトップAAMを搭 載可能とした機体である。Mk2は1963年から部隊配備が開始され、翌年には空母イーグルに搭載され た。最終的にMk1が114機、Mk2が29機生産され、Mk1の大半の機体は後にMk2準拠に改修さ れている。
 最後のシービクセンが退役したのは1972年のことで、これは空母イーグルの退役に伴うものであった。

機体詳細データ(シービクセンFAW.Mk2)
寸法(L×W×H/翼面積)17.02×15.54×3.28m / 60.2m2
機体重量(自重/全備)不明 / 18,858kg
飛行速度(最大)1,110km/h(海面高度)
上昇率(海面上)高度3,050mまで1分30秒
上昇限度(実用)21,790m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離不明
エンジンロールスロイス社製 エーボンMk208ターボジェット×2基
推力 5,094kg×2
武装レッドトップAAM×4、無誘導対空ロケット弾ポッド×2、227kg通常爆弾×4など
乗員数/機体初飛行2名 / 1951年9月28日
備考(各タイプ詳細) DH110:当機の社内呼称
SEA VIXEN FAW.Mk1:英国海軍向けの初期生産型。ファイアストリークAAM搭載
SEA VIXEN FAW.Mk2:空中給油装備やレッドトップAAM搭載能力を追加した機体
LAST UPDATE 2001,03,24