ダッソー ラファール

RAFALE , Dassault

Rafale-M
海軍型(M)原型のラファールM01

 ユーロファイター計画から 脱退したフランスが独自路線で開発を行っている新世代戦闘機。仏空軍のACT(Avion de Combat Tactique) 計画と仏海軍のACM(Avion de Combat Marine)計画の両仕様に基づき設計開発がされている。
 ダッソー社では1975年に行われたNATO4カ国の新戦闘機選定に対する売り込み合戦に ミラージュF1で参戦したが、 結局米国の F−16ファイティングファルコンに 破れてしまったため、急遽 ミラージュ2000を開発、 F−16に対抗できる機体を完成させた。
 それでも21世紀の戦闘機を考えたときにミラージュ2000では役不足であるとして、改良型ミラージュ4 000の開発とともに着手したのがこのラファールである。まずGE社製F404エンジンを搭載した技術デモ ンストレーター機ラファールAを1986年に完成させ慎重な開発段階を踏んでいるが、これはミラージュ20 00が当機就役までの「つなぎ」として充分な能力を備えていたから出来たことであろう。
 デルタ翼にカナード翼を組み合わせたクローズカップルドデルタを採用し、中翼配置となった主翼には6箇所 のハードポイントが設定され各種多用な兵装搭載に備えている。空気取り入れ口は固定型となっており、最高速 度の追求よりも遷音速での高機動・巡航性能に重点を置いている。
 空軍では複座型であるB型を戦闘攻撃機として使用予定しており、単座のC型との配備比率は6:4となって いる。海軍型であるM型は航空母艦運用のため主脚強化や着艦フック取り付けが実施されているが、主要構造や システムの8割はC型と共通である。
 特に配備が急がれているのはM型で、現在海軍が使用している F−8クルセーダーの老朽化が著しい ため、2002年頃には交代を予定されている。また攻撃機 シュペルエタンダールとの交 代も2005年以降に予定されている。なお空軍型の配備については未だ目処が立っていない。

機体詳細データ(ラファールC:空軍型)
寸法(L×W×H/翼面積)15.30×10.90×不明m / 46.0m2
機体重量(自重/全備)9,060kg / 14,000kg
飛行速度(最大)M2.0(高空)、1,390km/h(低空)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)不明
離着陸距離(離陸/着陸)不明
戦闘行動半径555〜926km
エンジンSNECMA製 M88−2ターボファン×2基
推力 7,450kg×2(A/B)  機体内燃料搭載量 4,250kg
武装30mm機関砲×1、翼下6および胴体下2の武装搭載点に最大3,500kgまでの兵装搭載可能
乗員数/機体初飛行1名(A/C/M)、2名(B) / 1986年7月4日(A)
備考(各タイプ詳細) RAFALE A:最初の原型機。技術デモンストレーター機として使用
RAFALE B:空軍向け複座戦闘攻撃機型。後部座席は兵装士官が搭乗
RAFALE C:空軍向け単座戦闘機型
RAFALE D:空軍向け量産型の俗称。Dはステルスを意味するフランス語(Discret)から
RAFALE M:海軍向け艦上戦闘攻撃機型
LAST UPDATE 2001,05,13