ダッソー MD450ウーラガン

MD450 OURAGAN , Dassault

MD450
フランス航空博物館に展示されているMD450ウーラガン

 フランス航空機設計の第一人者であるマルセル・ダッソーが戦後初めて開発したジェット戦闘機。最初は 自費負担で開発が開始された原型機は1949年2月に初飛行を実施した。
 その性能の高さに目を付けたフランス空軍は原型機3機、生産前機15機、最初の生産型150機と立て 続けに発注を行い、生産1号機は1951年12月に初飛行、ウーラガン(大旋風の意)と名付けられ、翌 年早々に納入の運びとなった。 F−86セイバーにも引けを取 らない強力なジェット戦闘機を入手することになったフランス空軍は850機もの大量調達を目論んだが、 当機の納入が開始された直後に改良型である ミステールが完成したため 調達対象はミステールに変更され、当機は3個飛行大隊に配備されたのみとなった。
 ミステールの配備に伴って、当機は実戦部隊から退くことになり1960年代には高等練習機として50 機程度が残るのみとなっている。しかし建国したばかりのイスラエルが当機(新造機およびフランス空軍の 中古機)を調達した他、インド空軍でもトーファニ(台風を意味するヒンズー語)と名付け104機を導入 している。イスラエルの使用していた機体の一部は1970年代にエルサルバドルに売却され1980年代 まで現役であったと言われる。

機体詳細データ(MD450)
寸法(L×W×H/翼面積)10.74×13.06×4.14m / 23.80m2
(全幅は翼端タンクを含む数値)
機体重量(自重/全備)4,412kg / 7,900kg
飛行速度(最大)940km/h(海面高度)
上昇率(海面上)2,400m/min
上昇限度(実用)13,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離920km(空輸時)
エンジンイスパノ社製 RRニーンMk104Bターボジェット×1基
推力 2,270kg×1
武装20mm機関砲×4、翼下に454kg爆弾×2またはロケット弾×8〜16
乗員数/機体初飛行1名 / 1949年2月28日
備考(各タイプ詳細) MD450:当機の社内型式番号(478機)
MD450R:写真偵察型の試作機(1機改修)
MD450-30L:アター101Bエンジンと30mm機関砲を搭載した試作機(1機)
TOOFANI:インド空軍における当機の呼称(104機)
LAST UPDATE 2001,03,18