MAPO MiG1.42(MFI)

MiG 1.42(MFI) , MAPO

MiG1.42
MiG1.42原型機

 ロシア空軍(旧ソビエト空軍)の新型戦闘機。軍が示したMFI(多用途前線戦闘機という意のロシア語を 略したもの)計画により1986年頃から開発が始まった。当初は1991年に初飛行を実施する予定であっ たが資金不足により計画は遅れに遅れ、1994年12月にようやく地上滑走試験を実施するところまで漕ぎ 着けたものの飛行するまでには至らず、ついに1997年にはMFI計画の破棄が決定された。
 生産計画自体は破棄されたものの、完成している原型機は技術デモンストレーター機として使用されること になり、サチュルン(旧リュールカ設計局)製の新型エンジンAL−41を搭載して2000年2月に初飛行 することに成功している。AL−41エンジンは強大な推力を持っているため、当機はアフターバーナーを使 用しない超音速巡航を可能としていると伝えられる。
 また、大きなカナード翼や推力変向ノズルを持っているため高機動性も備えており、可変面積空気取り入れ 口による高速性能重視も加わって、これまでにない機動能力を備えた機体だと言える。
 ロシア側の発表ではステルス性も配慮しているとのことであるが、これは従来のロシア製戦闘機に比べてと 言う程度のもので、米国F−22程 のステルス性は持っていないようだ。
 当機により試された各種新技術は今後のロシア製戦闘機開発に大きな影響を与えるものと思われるが、今後 のロシア航空機業界が、これら新技術を支えていけるかどうかは微妙なところであろう。

機体詳細データ(推定値)
寸法(L×W×H/翼面積)20.0×16.4×5.6m / 不明
機体重量(自重/全備)16,500kg / 34,500kg
飛行速度(最大)M2.35
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)18,945m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離4,000km(空輸時)
エンジンサチュルン(旧リュールカ)製 AL−41ターボファン×2基
推力 20,000kg×2(A/B)
武装30mm機関砲×1、機体内武器倉・翼下にAAM、爆弾等最大6,500kgまでの兵装搭載可能
乗員数/機体初飛行1名 / 2000年2月29日(原型機)
備考(各タイプ詳細) MiG1.42:当計画機の社内呼称。原型機はMiG1.44とも呼ばれる
MFI:ロシア空軍新型戦闘機開発計画による呼称
LAST UPDATE 2001,03,03