ミコヤン・グレビッチ MiG−9”ファーゴ”

MiG-9 "FARGO" , Mikoyan-Gurevich

MiG-9
MiG−9F”ファーゴ”

 第二次大戦の勝利によってドイツから押収した数々の技術成果品は、ソビエトの航空機開発にとって多大な 価値を持つものであった。
 ドイツで開発されたBMW003ジェットエンジンもその押収品の一つであるが、このエンジンから派生し たRD−20エンジン開発に成功したことにより、ミグ設計局が手がけていた新型単座戦闘機の設計を仕上げ る事が出来た。
 当機にはRD−20エンジンを胴体後部に並べて2基搭載し、機首にある二つに分割された空気取り入れ口 から吸気を行うようになっていた。地上攻撃任務が主任務とされていたため機首部に37mm機関砲と23mm機 関砲が装備されており、翼端には増加燃料タンクが装備されるのが普通であった。
 MiG−9と名付けられた生産型は1946年から48年までの間に約1,000機が生産されたと言われ ているが正確な生産数は不明である。

機体詳細データ(MiG−9F)
寸法(L×W×H/翼面積)9.75×10.0×不明m / 18.2m2 (全高はデータ無し)
機体重量(自重/全備)3,540kg / 5,500kg
飛行速度(最大/巡航)910km/h(5,000m)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用)13,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離1,100km(空輸時)
エンジンRD−20ターボジェット×2基   推力 800kg×2
武装37mm機関砲×1、23mm機関砲×2
乗員数/機体初飛行1名(単座)、2名(複座) / 1946年4月24日(I−300)
備考(各タイプ詳細) I-300:単座型原型機の呼称
I-310T:複座型原型機の呼称
MiG-9F:最初の生産型。RD−20エンジン搭載。NATOコード”ファーゴ”
MiG-9UTI:縦列複座操縦席を持つ練習機型
MiG-9FF:RD−20Fエンジン搭載型。諸元はF型と同じ
MiG-9FR:RD−21エンジン搭載。操縦席与圧、武装改良型
LAST UPDATE 2001,06,02