グロースター ジャベリン

JAVELIN , Gloster

Javelin
英国空軍第11飛行隊所属のジャベリンF(AW).Mk4

 英国空軍が初めて運用した三角翼機。また既存の機体改修ではなく一から設計した最初の全天候戦闘機 でもある(型式名にある(AW)は全天候(All Weather)型を表している)。
 航空省仕様書F4/48に応えてグロースター社が設計した全金属構造機GA5が原型となっており、 その大面積を持つ三角翼により良好な高々度飛行性能が期待された。しかし大半の三角翼機には水平尾翼 が無く進入・着陸時に大仰角を取る必要があるため、全天候・夜間運用は危険であるとして当機にはT型 尾翼が採用されている。
 全天候作戦応力を持たせるため英国製AIレーダーもしくは米国製APQ43レーダーを搭載しており、 この巨大な迎撃レーダーを収めた機首が特徴的なシルエットを持つ機体である。当初は機関砲のみの武装 であったがMk5以降からはファイアストリークAAMの搭載が可能となった。操縦席は縦列複座となっ ており、後部座席にはレーダー操作員が搭乗するようになっている。
 1956年から部隊配備されたジャベリンは主にヨーロッパへ展開する部隊で任務に従事したが、19 67年に全機退役している。

機体詳細データ(ジャベリンF(AW).Mk1)
寸法(L×W×H/翼面積)17.15×15.85×4.88m / 86.12m2
機体重量(自重/全備)不明 / 15,600kg
飛行速度(最大)1,140km/h(海面高度)
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)16,000m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離不明
エンジンアームストロング・シドリ社製 サファイアASSa6ターボジェット×2基
推力 3,630kg×2
武装30mm機関砲×2
乗員数/機体初飛行2名 / 1951年11月26日
備考(各タイプ詳細) JAVELIN F(AW).Mk1:最初の生産型。AI.Mk17レーダー装備(40機)
JAVELIN F(AW).Mk2:米国製APQ43レーダー搭載の機体。他はMk1に準ずる(30機)
JAVELIN T.Mk3:複操縦装置付きの練習機型。レーダーは搭載しない
JAVELIN F(AW).Mk4:完全動力操作の水平安定版を採用した機体(50機)
JAVELIN F(AW).Mk5:主翼を改良し燃料増大とファイアストリークAAM搭載能力を付加(64機)
JAVELIN F(AW).Mk6:Mk5のレーダーを米国製APQ43に変更した機体(33機)
JAVELIN F(AW).Mk7:エンジン強化、飛行操縦装置改良などを施した主要生産型(142機)
JAVELIN F(AW).Mk8:最終生産型。アフターバーナー付きエンジンを搭載(47機)
JAVELIN F(AW).Mk9:Mk7をMk8準拠に改修した後の呼称(76機改修)
LAST UPDATE 2001,05,01