サーブ JAS39 グリペン

JAS39 GRIPEN , SAAB

JAS39
スウェーデン空軍所属のJAS39グリペン

 スウェーデン空軍がサーブ37ビゲンの 後継として開発した多目的戦闘機。中立を謳うスウェーデンは他国の侵略に備えた軍備や防衛計画策定を行っているが、 戦闘機の高速道路からの発進もこの防衛計画によるものである。
 これまでに配備してきたサーブ35ドラケンや サーブ37ビゲンなども高速道路からの発進が可能なようSTOL性の高い機体として設計されていたが、サーブ 37のように全備重量が20tを越える機体だと高速道路から運用するには高速道路自体の補強が必要となるため、 後継機は軽量化が第一目標となった。
 複合素材や新合金などの使用により軽量化された機体は1987年に完成したが、GE社製F404を改良した国 産エンジンRM12の不調などで1988年12月にようやく初飛行を迎えた。ところが翌年2月に事故で墜落、原 因がFBWシステムのバグであったことから操縦装置系のプログラム見直しが実施され2号機初飛行は1990年 5月にまでずれ込んでしまっている。
 JAS39と名付けられた機体はその名のとおり迎撃(J)・攻撃(A)・偵察(S)全ての任務をこなし、補強 されていない一般道路からも出撃できる能力を備えている。2002年までに140機が、その後も第3ロットとし て約100機の調達が見込まれている。第3ロットの機体はRM12と異なるエンジンの搭載が予定されており、現 在の所ユーロファイター2000に搭 載されているEJ200やGE社製F414などが候補として上がっている。

機体詳細データ(JAS39)
寸法(L×W×H/翼面積)14.10×8.40×4.50m / 28.0m2
機体重量(自重/全備)6,622kg / 12,974kg
飛行速度(最大)M2.0
上昇率(海面上)4,700m/min
上昇限度19,000m
離着陸距離(離陸/着陸)400m / 500m
航続距離800km
エンジンボルボ社製 RM12ターボファン×1基
推力 8,210kg×1(A/B)  機体内燃料搭載量 2,268kg
武装27mm機関砲×1、翼下4箇所の武装搭載点に最大5,300kgの兵装搭載可能、翼端にAAM×2
乗員数/機体初飛行1名(単座)、2名(複座) / 1988年12月9日
備考(各タイプ詳細) JAS39:当機の名称。単座汎用戦闘機
JAS39SK:複座型の名称。転換訓練用。JAS39Bとも呼称される
JAS39C:第3ロット型機体の呼称。エンジンが異なる予定。複座型はJAS39D
JAS39X:欧州各国への提案型。JAS39Cがベースとなる
LAST UPDATE 2006,07,07(First Up2001,05,03)