ノースアメリカン FJ−1フュアリ

FJ-1 FURY , NorthAmerican

FJ-1
米海軍所属のFJ−1(予備役機として保管されている時代の写真)

 1945年1月に米海軍から審査用原型機発注が出されたターボジェット戦闘機。同時期に米海軍が 発注したジェット戦闘機原型に ヴォートF6UパイレートマクダネルFDファントムがある。
 GE社製J35エンジン(推力1,730kg)を搭載した原型1号機は1946年11月に初飛行した。 米海軍は原型機完成に先立ち1945年5月に生産機100機の発注を行っていたが対日戦終結により 当面の軍備増強が不要となったため、後に生産型は30機と製造機数を減じている。
 生産型はアリスン社製J35エンジンを搭載しており、原型機より若干の推力増強がなされている。 ただし搭載兵装は機首部の12.7mm機銃6丁だけで、この点は大戦中のレシプロ機の域を抜け出て いない。また、増加燃料タンクは翼端に取り付けるようになっていた。
 1948年3月から生産型の部隊配備が開始され、VF−5A(後にVF−51と改称)飛行隊に配 備された当機は米海軍初の実戦配備ジェット艦上戦闘機であったが、いかんせん製造機数が少なかった ため、朝鮮戦争などでも目立った活躍は示せなかった。
 なお、当機の設計案に多大な改修を加え高性能化した機体が、西側ベストセラー戦闘機となった F−86セイバーである。

機体詳細データ(FJ−1)
寸法(L×W×H/翼面積)10.48×11.63×4.52m / 20.5m2
機体重量(自重/全備)4,010kg / 6,854kg
飛行速度(最大)880km/h(2,743m)
上昇率(海面上)1,005m/min
上昇限度(実用)9,753m
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離2,407km(増槽使用)
エンジンアリソン社製 J35−A−2ターボジェット×1基
推力 1,810kg  機体内燃料搭載量 1,743リットル
武装12.7mm機銃×6(弾数計1500)
乗員数/機体初飛行1名 / 1946年11月27日
備考(各タイプ詳細) NA-134:当機原型機の社内呼称
XFJ-1:原型機の米海軍呼称。3機製造
FJ-1:当機の米海軍制式呼称。愛称はフュアリ。30機製造
LAST UPDATE 2001,06,27