ロッキード・マーチン F−22ラプター

F-22 RAPTOR , Lockheed Martin

F-22A
米空軍第27FS(ラングレー基地所属)のF−22A (c)U.S.A.F.

 米空軍のATF(次期戦術戦闘機)計画により開発された米空軍次期主力戦闘機。当初のATF計画では 空対空戦闘を主眼とした制空戦闘機であったが、後に空対地攻撃能力を付与し航空阻止作戦にも対応できる マルチロール戦闘機となった。
 1986年に当機の原型であるYF−22と ノースロップYF−23の競争 試作が決定し、1991年に当機が制式採用機として選定された。先行量産機は9機が契約され1997年 に1号機が完成した。原型機と比べて主翼形状が台形から菱形に変更され、胴体の縮小や機首形状の変更な ど若干の修正が加えられている。高出力のF119エンジンはアフターバーナーを使用しない超音速巡航が 可能で、機体素材もチタンや複合素材をふんだんに使用している。また、 F−117と異なったアプロ ーチではあるがステルス性も配慮された機体形状となっている(ステルス性を保つため搭載ミサイルなどは 胴体内に収納される。ステルス性を犠牲にすれば機外搭載も可能)。
 米空軍は2014年までに先行量産機を含めて348機の調達を計画しており、 F−15などに代わり21世紀 の米空軍主力戦闘機として活躍が期待されている。
※2009,05,01追記:米国防省が発表した2010年度の予算編成によると、当機の調達が中止されることが 決定した。それにより米空軍での調達数は187機で終了することとなった。また、日本をはじめイスラエ ルやオーストラリアなどの国が当機導入を検討しているが、軍事機密の漏洩を恐れたアメリカの禁輸措置に より実現には至っていない。

機体詳細データ(F−22A)
寸法(L×W×H/翼面積)18.92×13.56×5.05m / 78.0m2
機体重量(自重/全備)14,400kg / 27,200kg
飛行速度(最大/巡航)M2.5 / M1.58
上昇率(海面上)不明
上昇限度(実用/限界)15,240m以上
離着陸距離(離陸/着陸)不明
航続距離戦闘行動半径1,200km
エンジンプラット&ホイットニー社製 F119−PW−100ターボファン×2基
推力 18,000kg(A/B)  機体内燃料搭載量 10,000kg
武装20mmM61機関砲×1、サイドワインダーAAM×4、AMRAAM×6
乗員数/機体初飛行1名 / 1990年9月29日(YF−22A)、1997年9月7日(先行量産1号機)
備考(各タイプ詳細) YF-22A:競争試作時のデモンストレーター機
F-22A:先行量産機を含む生産型
LAST UPDATE 2009,05,01(FirstUp 2000,12,30)