コンベア F−106デルタダート

F-106 DELTADART ,Convair

F-106
米国モンタナ州空軍所属のF−106A

 第二次大戦後の冷戦時代に米空軍は侵攻してくるソビエト爆撃機を迎撃するための「究極の迎撃機」 を製造する計画書を提案した。これによる設計コンペに勝利したコンベア社は開発作業に着手したが、 作業に遅れが生じたため米空軍は暫定的に F−102を採用。この F−102を大幅に改設計した機体がF−106として1956年に初飛行した。
 採用当初は敵爆撃機を攻撃できる有効なレーダー誘導空対空ミサイルが無かったため、無誘導ロケット弾 に核弾頭を搭載したAIM−2Aジーニなどで迎撃を行う任務だったが、誘導ミサイルが完成するとジーニ ロケットの使用は停止された。
 30年という長きにわたり米国本土の防空を担った戦闘機だったが、現在では F−15F−16にその座をゆずり、全 機が退役している。

機体詳細データ(寸法はF−106Aのもの)
寸法(L×W×H/翼面積)21.56×11.67×4.71m / 64.83m2
機体重量(自重/全備)10,957kg / 18,974kg
飛行速度(最大/巡航)M2.26
上昇率(海面上)12,131m/min
上昇限度(実用/限界)15,555m
離着陸距離(離陸/着陸)914m / 不明
航続距離1,850km(内部燃料のみ)
エンジンプラット&ホイットニー社製 J75−P−17ターボジェット×1基
推力11,113kgf(アフターバーナー使用時)
武装20mmM61A1バルカン砲×1(弾数650)。胴体内武器倉にAIM−4スーパーファルコンAAM×4、AIM−2Aジーニ核弾頭ロケット×1などを選択搭載
乗員数/機体初飛行1名(単座型)、2名(複座型) / 1956年12月26日(YF−106A)
備考(各タイプ詳細) F-102B:F−106の計画名称
YF-106A:生産前機。社内名称モデル8−24(2機製作)
F-106A:生産モデル単座型(277機製作)
F-106B:A型の複座型。社内名称モデル8−27(63機製作)
F-106C:A型の改良型。計画のみ
F-106D:C型の複座型。C型同様生産されなかった
F-106X:性能向上計画機。生産されなかった
LAST UPDATE 2000,11,21(First Up 2000,01,15)