三菱 F−1支援戦闘機

F-1 , Mitsubishi

F-1
航空自衛隊築城基地所属のF−1 (Photo by T-Key 1994)

 日本初の国産超音速戦闘機。 国産超音速練習機T−2の 発展型で、T−2の後部座席を廃し、そこに電子機器などを収容した単座機である。支援戦闘機という 機種分類になっているがこの分類は日本独自のもので、対艦攻撃や対地支援を主任務とするが迎撃任務 にも使用できる多用途機(いわゆる戦闘攻撃機)である。
 T−2練習機の6号および7号機を改造した機体で試験を実施した後、1975年度予算から量産 が開始された。攻撃兵装搭載のためデジタル爆撃計算機が追加され、全天候航法のために慣性航法装置 が搭載されている。またT−2には無かった後方警戒装置(レーダー波探知装置)も装備された。19 78年、青森県三沢基地に最初の実戦部隊が編成され、1984年に生産が終了するまでに77機が生 産されている。
 次期支援戦闘機としてF−2の 配備も開始されたが、全てが入れ替わるまで若干の時間がかかるため当分は現役であろう。
 2006,03,08追記:順次退役の続く中、最後に残っていた航空自衛隊西部方面隊第8航空団第6飛行隊 (福岡県築城基地)の所属機が平成18年3月9日にラストフライトを行い退役することとなった。こ れにより全機が第一線を退くが、一部の機体は基地や博物館などに展示されて余生を送ることになる。

機体詳細データ(F−1)
寸法(L×W×H/翼面積)17.85×7.88×4.45m / 21.17m2
機体重量(自重/全備)6,550kg / 14,000kg
飛行速度(最大)M1.6(11,000m)
上昇率(海面上)10,700m/min
上昇限度(実用)15,240m
離着陸距離(離陸/着陸)1,220m / 約600m
航続距離2,870km(空輸時)、戦闘行動半径550km(H−L−H)
エンジン石川島播磨/RR アドーアTF40−IHI−801Aターボファン×2基
推力 3,200kg×2(A/B)  機体内燃料搭載量 3,828リットル
武装20mmM61機関砲×1(弾数750)、翼端にサイドワインダーAAM×2、翼下にASM−1対艦ミサイル×2,227kg爆弾×12など搭載可能
乗員数/機体初飛行1名 / 1977年6月17日
備考(各タイプ詳細) F-1:生産型の呼称(77機製作)
LAST UPDATE 2006,03,08(First Up2000,01,02)