国際 ク7試作輸送滑空機

陸軍:昭和19年

物資輸送用大型グライダー

ク7
飛行試験中のク7試作機

 太平洋戦争開戦に伴い展開地域が拡大した陸軍は昭和17年に物資輸送の補助機材として大型グライダーの 開発を日本国際航空へ対して指示した。曳航式の貨物グライダーは世界各国の空挺部隊で使用されており、ド イツ軍(DFS230等)や英軍 (GAL49等)が有名である。
 日本では7トン級軽戦車または同等の物資などを搭載し、 一〇〇式重爆撃機「呑龍」四式重爆撃機「飛龍」に曳航され飛行する機体と して開発が進められ、昭和19年8月にようやく試作1号機が完成した。
 しかし戦局の悪化からグライダーを曳航しての輸送作戦実施は困難となっており当機の計画は発動機付きの キ105試作輸送機へと変更されてしまった(こ れも時代の趨勢であり、英国でも発動機付きのGAL58、ドイツでも大型グライダーMe321に発動機を 搭載したMe323が開発されてい る)。

機体詳細データ(試作滑空輸送機「まなづる」[ク7])
全長19.92m全高 5.90m
全幅35.00m翼面積112.50m2
自重4,500kg最大重量12,000kg
乗員数 2名総生産機数 1機
武装武装なし
主要タイプ ク7:曳航用大型グライダー。重爆により曳航される。原型のみ製作