横廠 一三式水上練習機

海軍:大正13年〜昭和9年

昭和初期の海軍主力水上練習機

一三式水練
霞ヶ浦空所属の一三式水上練習機

 大正時代、日本海軍は操縦員養成のための練習機として英アブロ社製のアブロ練習機を使用していた。 このアブロ練習機の後継機として横須賀海軍工廠で開発されたのが、この一三式水上練習機である。
 試作機がアブロ陸上練習機改造型と呼ばれていたとおり、アブロ練習機に範を取った設計であった。 製造ラインで主脚または浮舟(フロート)を選択することで陸上・水上両方の練習機として使用できる ようになっていたが、実際には陸上型はごく少数が製造されただけで、 三式陸上練習機が登場するまでは依然として アブロ陸上練習機が海軍の主力練習機として使われていた。しかし水上機型については、この一三式水上 練習機が主力として活躍したのである。

機体詳細データ(一三式水上練習機[K1Y2])
全長 8.68m全高 3.47m
全幅10.21m翼面積32.65m2
自重 872kg最大重量1,065kg
最高速度130km/h(海面高度)上昇限度不明
航続時間3.0hプロペラ固定ピッチ2翅
発動機「ベ式」百三十馬力発動機水冷直列6気筒 公称130馬力×1基
乗員数 2名総生産機数104〜112機(陸上型含む)
武装武装なし
主要タイプ 陸上練習機(K1Y1):陸上機型。使用数は少ない
水上練習機(K1Y2):水上機型。降着装置以外は陸上機と変わらない