愛知 艦上攻撃機「流星」

海軍:昭和18年初飛行、昭和20年制式採用、同年生産終了

流星改
艦上攻撃機「流星」改(「流星」一一型)

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 第二次大戦傑作機コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
流星改
第10号(2016.07.12)
艦上攻撃機「流星」一一型 1945年
日本海軍第752航空隊第五飛行隊所属機


 昭和16年に海軍は、雷撃と急降下爆撃両方が可能な新型機の開発を愛知航空機に指示した。その要求性能はかなり過酷なものであったが、昭和17年末には試作1号機が完成した。しかし重量が過大だったため主翼の設計を全面的に見直し、胴体についても細部の手直しが必要とされ、ようやく昭和18年の中頃に改良を加えた増加試作機が完成。審査の結果、昭和20年3月に制式採用され「流星」改(当初の設計より大部分を改修したため)と名付けられた。
 新機種として海軍の本機に対する期待は非常に大きかったが、改修の遅れから量産着手が遅れ、しかも昭和19年12月の東海大地震や空襲の激化、工作熟練工の激減など悪条件が重なり、わずかに111機が生産されただけに終わった。そして、艦上機として運用しようにも、もはや日本に当機を運用できる空母は残っていなかったのである。

機体詳細データ(艦上攻撃機「流星」改[B7A2])
全長11.49m全高 4.07m
全幅14.40m翼面積35.40m2
自重3,614kg最大重量5,700kg
最高速度543km/h(高度6,200m)上昇限度8,950m
航続距離1,850〜3,040kmプロペラVDM定速4翅
発動機中島「誉」一二型空冷複列星形18気筒 公称1,670馬力×1基
乗員数 3名総生産機数 111機
武装13ミリ機銃×1、20ミリ機関砲×2、
航空魚雷×1または爆弾800kg×1もしくは500kg×1もしくは250kg×2もしくは60kg×6
主要タイプ 試製流星(B7A1):「誉」一一型(公称1650hp)発動機搭載の試作機
一一型(B7A2):別名「流星」改。「誉」一二型(公称1670hp)発動機搭載
試製流星改一(B7A3):「ハ43」一一型(離昇2200hp)発動機搭載。計画のみ