川西 局地戦闘機「紫電」改

海軍:昭和19年〜20年

米戦闘機キラーの局地戦闘機

SHIDEN-KAI
局地戦闘機「紫電」改二一型

下記写真はデアゴスティーニ社発行「隔週刊 第二次大戦傑作機コレクション」付属の模型です(クリックで拡大(要Javascript))
紫電改
第1号(2016.03.08)
局地戦闘機「紫電改」1945年
日本海軍第343航空隊 菅野直大尉機


 「紫電」一一型の欠点である視界や脚関係の不備を 改良するため海軍は、昭和18年に川西航空機に対して改良設計の指示を出した。
 主翼にはあまり手を加えず胴体のみを再設計した機体が昭和19年に完成し、ただちに審査され昭和20年1月に 「紫電」二一型、別称を「紫電」改(N1K2−J)として採用された。
 時すでに遅しの感はあったが、実戦部隊は「零戦」以来久しぶりに高性能戦闘機を手にして士気は大いに あがった。海軍は本土防空決戦には本機を主力とすることに決めたが戦争末期の生産力低下は如何ともしがたく 生産機数は少ない。
 しかし、最精鋭操縦士をあつめた松山の剣部隊(343空)は「紫電」改装備の防空戦闘機隊で、昭和20年春の 配備以来、米機動部隊の艦載機に対して大きな戦果を挙げる活躍をしたことは有名である(この大戦果には異論も あり、実際彼我の戦果を比較すると結局は米軍優勢であったとの説が通説となっている。 「陸奥屋」さんのサイトに も、この話題が掲載されているので興味のある方は一読して欲しい【「陸奥屋」トップ>その他>幻の大戦果】)。

機体詳細データ(局地戦闘機「紫電」改(「紫電」二一型)[N1K2−J])
全長 9.35m全高 3.96m
全幅11.99m翼面積23.50m2
自重2,657kg最大重量4,000kg
最高速度596km/h(高度5,600m)上昇限度10,760m
航続距離1,715〜2,392kmプロペラVDM定速4翅
発動機中島「誉」二一型空冷複列星形18気筒 公称1,825馬力×1基
乗員数 1名総生産機数約400機
武装20ミリ機関砲×4、250キロ爆弾×2
主要タイプ 二一型(N1K2-J):初期生産型。主翼形状は「紫電」一一乙型と同じ
二一甲型(N1K2-Ja):紫電改甲。二一型の爆弾搭載能力を強化した機体
二五型(N1K5-J):紫電改五。「ハ43」一一型発動機搭載。二一甲型ベースの試作機
三一型(N1K3-J):紫電改一。胴体に13ミリ機銃4丁を追加搭載した機体
三二型(N1K4-J):紫電改三。「誉」二三型発動機搭載。三一型ベースの試作機
紫電改二(N1K3-A):三一型ベースの艦上戦闘機型。試作のみ
紫電改四(N1K4-A):三二型ベースの艦上戦闘機型。試作のみ
仮称紫電練習機:二一型を複座に改造した練習機。計画のみ
紫電改性能向上型:「誉」四四型発動機搭載の性能向上型。計画のみ、制式名称無し
鋼製紫電改:胴体等を鋼製化した機体。計画のみ、制式名称無し