空技廠 零式小型水上偵察機

海軍:昭和15年〜18年

唯一、米本土を爆撃した機体

零式小型水偵
零式小型水上偵察機

 昭和12年に九六式小型水偵に代わる潜水艦搭載用水偵の試作を決定した海軍は海軍航空技術廠に対して 試作を指令、小型水偵として初の単葉機だったので長期間の試験・改修のすえ昭和15年に零式小型水上偵 察機として制式採用となった。
 日本海軍が誇る大型航洋潜水艦に搭載された当機は偵察任務など陰の力として活躍したが、昭和17年9月に 実施された米本土奇襲攻撃ではオレゴン州の森林へ爆撃を敢行するという他の日本機が果たせなかった離れ業 を行っている。
 なお、設計は海軍航空技術廠だが機体製造は九州飛行機が行った。

機体詳細データ(零式小型水上偵察機一一型[E14Y1])
全長 8.54m全高 3.80m
全幅11.00m翼面積19.00m2
自重1,119kg最大重量1,450kg
最高速度246km/h上昇限度5,420m
航続距離不明プロペラ固定ピッチ2翅
発動機日立「天風」一二型空冷星形9気筒 公称300馬力×1基
乗員数 2名総生産機数 126機
武装7.7ミリ機銃×1、60キロ爆弾×2
主要タイプ 一一型(E14Y1):初期生産型。当初は零式一号小型水上機一型と呼称
一二型(E14Y2):「天風」二一型(公称480hp)発動機搭載の改良型