川西 九四式輸送機

海軍:昭和9年

選定されなかった夜偵試作機を流用

九四式輸送機
九四式輸送機(9試夜間偵察機試作機の状態、これに車輪を追加したものが輸送機として使用された)

 昭和9年(1934年)に9試夜間偵察機として愛知、川西の両社に試作指示の出された機体は 審査の結果愛知製のものが九六式水上偵察機として 制式採用された。愛知製に比べ性能が劣っていたことが川西機不採用の理由である。
 しかし、試作機として製造された機体については地上運搬用に車輪を付け、機内に貨物を搭載できる ように改造されて九四式輸送機と命名され、しばらくの間輸送任務に使用された。
 なお、九四式輸送機と正式名称は付けられているが量産はされていない。

機体詳細データ(九四式輸送機[E10K1])
全長11.00m全高 4.40m
全幅15.00m翼面積52.00m2
自重2,300kg最大重量3,380kg
最高速度190km/h上昇限度3,500m
航続距離1,200kmプロペラ固定ピッチ3翅
発動機中島「寿」四型改空冷星形9気筒 公称610馬力×1基
乗員数 3名総生産機数 1機
武装7.7ミリ機銃×1
主要タイプ 九四輸送機(E10K1):生産機少数のため派生・改良型は無し