空技廠 二式艦上偵察機

海軍:昭和16年〜20年

艦上爆撃機「彗星」の偵察機型

二式艦偵
二式艦上偵察機一一型

 昭和12年にハインケル社から輸入した急降下爆撃機 He118の国産化を試みた海軍だったが、 計画は断念され、かわりに13試艦爆の試作を空技廠で行うこととなった。
 昭和15年に完成した試作機は審査の結果急降下爆撃機として使用するには強度不足と判断された ため機体の改修を行うこととした。しかし、当機体が優速だったため機体に無理がかからない艦上偵察機 としてとりあえず採用することになったのである。
 昭和17年7月に二式艦上偵察機として採用されているが、これに先立って13試艦爆試作機の爆弾倉に カメラを収めた機体2機が航空母艦「蒼龍」に搭載され、ミッドウェー海戦に参加している。
 艦爆としては昭和18年に艦上爆撃機「彗星」として 制式採用された。

機体詳細データ(二式艦上偵察機一一型[D4Y1−C])
全長10.22m全高 3.30m
全幅11.50m翼面積23.60m2
自重不明最大重量不明
最高速度552km/h(高度4,750m)上昇限度9,900m
航続距離1,574〜3,890kmプロペラハミルトン定速3翅
発動機愛知「熱田」二一型液冷倒立V型12気筒 公称1,010馬力×1基
乗員数 2名総生産機数不明
武装7.7ミリ機銃×3
主要タイプ 一一型(D4Y1-C):初期生産型。「熱田」二一型(公称1,010hp)発動機搭載
二一型(D4Y2-C):「熱田」三二型(公称1,340hp)発動機搭載。後にD4Y2-Rと改称
二一甲型(D4Y2-Ca):旋回機銃を13ミリ口径に換装した機体。後にD4Y2-Raと改称