空技廠 練習用爆撃機「明星」

海軍:昭和19年〜20年

重量過多に泣いた木製艦上爆撃機

明星
練習用爆撃機「明星」試作1号機

 昭和18年頃から空技廠では金属資材不足に伴う代替資材による航空機製造研究を始め、 その第1段として九九式艦上爆撃機の全木製 化を計画した。
 当初は実用艦上爆撃機としての機体設計を行う予定であったが、木製構造にすることで 重量が増大し、実戦機としての運用に無理があることが判明したため練習用艦爆に変更され、 昭和20年1月に試作1号機が完成、練習用爆撃機「明星」と命名された。
 しかし、金属製の機体に比べ約700kgも増大した重量では練習用機体としても不的確 であり、木製構造のメリットもなかったため試作7機の製造のみで終わっている。

機体詳細データ(練習用爆撃機「明星」[D3Y1−K])
全長11.51m全高 3.30m
全幅14.00m翼面積32.84m2
自重3,200kg最大重量4,200kg
最高速度426km/h(高度6,000m)上昇限度不明
航続距離1,300〜2,360kmプロペラハミルトン定速3翅
発動機三菱「金星」五四型(ハ-33-52)空冷複列星形14気筒 公称1,200馬力×1基
乗員数 2名総生産機数 7機
武装7.7ミリ機銃×2、30キロ爆弾×4等
主要タイプ 明星(D3Y1):生産機少数のため派生・改良型は無い