川西 九四式水上偵察機

海軍:昭和7年〜15年

複葉3座水偵の最高傑作

九四二号水偵
潜水母艦「迅鯨」搭載の九四式二号水偵

 7試水上偵察機として愛知航空機と川西航空機で競争試作が行われた結果、川西製の試作機が九四 式水上偵察機として制式採用された。
 当機には九一式水冷式発動機装備の一号と「瑞星」空冷式発動機装備の二号があり、そのどちらも 実用性が極めて良好で、艦載・基地用として長時間哨戒・索敵・連絡などに使用された。なお、後に 一号水偵は九四式水偵一一型、二号水偵は九四式水偵一二型と改称されている。
 後にドイツが当機の製造ライセンス取得を欲したと伝えられており、当機の性能が世界最高水準に あったことを示している。

機体詳細データ(九四式二号水上偵察機[E7K2])
全長10.41m全高 4.81m
全幅14.00m翼面積43.60m2
自重1,984kg最大重量3,000kg
最高速度275km/h上昇限度7,520m
航続時間 12hプロペラ固定ピッチ2翅
発動機三菱「瑞星」一一型空冷複列星形14気筒 公称780馬力×1基
乗員数 3名総生産機数 473機
武装7.7ミリ機銃×3、60キロ爆弾×2〜4
主要タイプ 一号(E7K1):「九一式」六百馬力(公称600hp)発動機搭載。後期型は4翅ペラ
二号(E7K2):「瑞星」一一型(公称780hp)発動機搭載。爆弾搭載量強化