渡辺 二式練習戦闘機

海軍:昭和16年〜17年

引退した戦闘機を改修した練習戦闘機

二式練戦
二式練習戦闘機の試作型(15試練習用戦闘機)

 飛行学生を卒業して実働部隊へ配置された新米戦闘機パイロットを実戦機操縦に慣れされるために、 海軍では第二線級となった古い戦闘機を改造した練習用戦闘機を使い訓練を行っていた。
 九〇式艦上戦闘機を改造した九〇式練習 戦闘機の老朽化、実戦機の高性能化を憂慮した海軍では昭和15年(1940年)に 九六式四号艦上戦闘機を複座に改造した 練習戦闘機の開発を15試練習用戦闘機として、九六式艦上戦闘機の生産に携わっていた渡辺鉄工所へ 指示、同社は操縦席まわり・主脚の再設計やキリモミ防止の背びれを装着した機体を完成させた。
 しかし、当機が実際に配備されるようになったのは昭和18年のことで、この頃には 零式艦上戦闘機二一型が訓練用に回される ようになっており、当機の存在意義は失われてしまったため少数の生産に終わっている。

機体詳細データ(二式練習戦闘機[A5M4−K])
全長 7.71m全高 3.20m
全幅11.00m翼面積17.80m2
自重不明最大重量1,697kg
最高速度378km/h上昇限度不明
航続距離710kmプロペラ固定ピッチ3翅
発動機中島「寿」四一型空冷星形9気筒 公称610馬力×1基
乗員数 2名総生産機数約20機
武装7.7ミリ機銃×2
主要タイプ 二式練戦(A5M4-K):生産機少数のため派生・改良型は無し